悠香 からんからん、ドアベルを鳴らして扉を開け、顔をだす。 悠香 「こんばんは、っと……マスターだけ?」 悠香 両手に結構な大きさの紙袋を抱えて入店する。 悠香 「あ、これ? これは旅行のお土産。適当に買って来たのはいいんだけど、正直置き所がないから寄付しようかな、と。一先ずお水を一杯頂戴。地味に重たくて喉乾いちゃった」/ 悠香 水を一杯飲み干し、袋から土産を取り出す。 *nick Yuuka → _1_Yuuka _1_悠香 「旅程が旅程だったから、極力腐らないものをって思ったんだけど……見事に記念以外の何でもない置物ばかりに」 _1_悠香 / _1_悠香 「どこに行ったかって? えっと、中国からキルギス……なんだっけ。最終的にはルーマニアまで行って、それからなんとか飛行機捕まえて帰ってきたような。一応飛行機捕まえたっていうのは比喩ね」 _1_悠香 「あー、そういやこの置物は途中で銃撃戦にばったり巻き込まれちゃって……何もしらない人から見たら不良品よね、これ」と穴ができてる置物を持ち上げる/ _1_悠香 「何でそんなとこまで旅行に行ったかって? ま、色々ね。個人的なお仕事の関係と言うか、一度首を突っ込むと奥まで突っ込みたくなる悪い癖と言うか」と頬を掻く _1_悠香 「まあ結果としてあんまり儲からなかったけど、旅費は結構ケチれたから思ったよりかからなかったというか、だから結構時間がかかったというか」 _1_悠香 「……時間の事考えるとやっぱ儲かってないか」とがっくりする/ _1_悠香 「でもま、色々と自分の事を考えなおす良い機会だったし。何か幾つか腐れ縁が出来たのは不本意ではあるけど、まあ私にとって排除する対象ではないし見過ごすかなって」 _1_悠香 「さてと、今日のところは帰る事にしよっかな。元々長居する気はなくて、ちょっと二ヶ月……三ヶ月ぶり? に顔出してみたかっただけだし」 _1_悠香 「積もる話はまた今度……何も無ければ、かな」と立ち上がってふと思い出したように _1_悠香 「あ、お土産はマスターが適当に処分しといて頂戴な。何なら円卓の騎士本部に押し付けるとかしてもいいと思うし。私が判断する事じゃないけど。じゃね」 _1_悠香 そう言って退店/