_0_ミザリィ からんからん _0_ミザリィ 背負っているカンオケを壁際に立てかけて、席につく _0_ミザリィ 「ペリエ、ポトフに白パンを」/ _0_ミザリィ 「シェリーを」/ *nick ShoRin → _1_ShoRin _1_鐘鈴 「たのもーアル!スシってやつを食べに来たアルよ!」 _1_鐘鈴 大きな音を立てて扉を開け,チャイナ服を着た女の子が入ってくる/ _0_ミザリィ 軽く手を挙げて挨拶。「席に座ればいい。マスターはスシでもなんでも作ってくれる」/ _1_鐘鈴 「ほんとアル?!親切に紹介してくれてありがとうアルね」手を振りながら隣に座って _1_鐘鈴 「ところで,オススメの寿司はなにか有るアルか?」 _1_鐘鈴 そのままの勢いで隣に座ってるであろう人物に聴いてみる/ _0_ミザリィ 「さあ……私は日本人ではないからスシはあまり……」芳しくない答え/ _1_鐘鈴 「そうアルか……んー,じゃあせっかくだし一緒にいろんな寿司を食べ比べてみるアル?」/ _0_ミザリィ 「マスター適当に見繕ってくれ。ところで君は?私は〈太陽〉のミザリィ・ミシェル・ミケウス。ミシェルと呼んでくれ」/ _1_鐘鈴 「スシ,楽しみアルねー!私アルか?私は〈恋人〉の鐘鈴アル」 _1_鐘鈴 「ミシェル,名前は覚えたアルよ!よろしくアル!」/ _0_ミザリィ 「よろしく」と言いながらイカから寿司を取ってもぐもぐ。/ _1_鐘鈴 「んー,あ,このイクラってやつプチプチしてて最高アルね!」 _1_鐘鈴 「それは美味しいアルか?」食べてるものについて聞いてみる/ _0_ミザリィ 「なんの魚か分からないが、こりこりしていていつまでも飲み込めないでいる」/ _1_鐘鈴 「それは大変そうアル……お水で流してみるといいアル?」お水を渡しつつ/ _0_ミザリィ 水でなんとか流しこむ。「それにしても、アルアル言ってる中国人を久しぶりに見たよ。100年ほど前に絶滅したと思っていた」/ _1_鐘鈴 「そうアルか?私の故郷では生まれた時からみんなアルアル言ってるアルよ?」 _1_鐘鈴 「100年っていうことは,もう長年生きているアル?」/ _0_ミザリィ 「200年は生きていないがね」/ _1_鐘鈴 「それは長生きアルね。私はせいぜい15年くらいしか生きてないアルから長生きの秘訣でも聞いてみたいアルね」/ _0_ミザリィ 「単に片親が吸血鬼というだけで、秘訣もなにもないな。自慢はできない」/ _1_鐘鈴 「なるほどアルね,じゃあ日光に当たったら……えーと……ハイ……えーと……ハイテンション?ハイテンションになるアル?」妙な記憶をもとに質問している/ _0_ミザリィ 「あいつはともかく、私は普段は吸血鬼らしい弱点はない」背後のカンオケを指して/ _1_鐘鈴 「じゃあニンニクとかも食べれるアルか?!」/ _0_ミザリィ 「それは迷信だ。大体の吸血鬼には通用しない」/ _1_鐘鈴 「本当アルか?!?じゃあこれから気にすることなくにんにく使い続けられて最高アルね」 _1_鐘鈴 「情報提供感謝するアルよ」とても嬉しそうに/ _0_ミザリィ 「君は料理人か何かか?」/ _1_鐘鈴 「料理なんてしたことないアル」 _1_鐘鈴 「ただ,たべれないの可哀想だなぁって昔から思ってただけアルね」/ _0_ミザリィ 「美食家という人種かな?」マグロを醤油につけながら/ _1_鐘鈴 「そうアルね」 _1_鐘鈴 「美食家アルから,4本足のモノは,机以外はだいたい食べたことあるアル」そう言ってから卵を口に放り込む/ _0_ミザリィ 「スシは知らなかったが……」/ _1_鐘鈴 「スシは足がないから仕方なかったアル」 _1_鐘鈴 「あ,この卵のやつ美味しいアルね」卵をかたっぱしからどんどん食べ始める/ _0_ミザリィ 「バランスよく食べないと卵が絶滅してしまうぞ」/ _1_鐘鈴 「それは困ったアルね,じゃあこのエビみたいなやつで絶滅回避するアル」エビを食べながら/ _0_ミザリィ 「とことで大陸から日本へ何をしに来たんだ?魔獣を滅ぼすために呼ばれたとか」/ _1_鐘鈴 「惜しいアルねー魔獣の観察のためアルよ」 _1_鐘鈴 「人ならざる生物を記録するのが私の趣味アル。だから魔獣を観察するためにここまで来たアル」/ _0_ミザリィ 「趣味か、まあ実力がともなっていればとやかく言うつもりはないが戦いでは気をつけるように」/ _0_ミザリィ 「私も別に世界を救うとかそういうために来たわけでじゃないしな」/ _1_鐘鈴 「そうアルねー記録してて首吹っ飛ばされたら誰もまとめてくれなさそうで困るアルよ」 _1_鐘鈴 「ん?じゃあどういう理由で来たアル?」/ _0_ミザリィ 「因縁のある相手が魔獣になるという予言が出てね。そいつを確実に滅ぼすためだ」/ _1_鐘鈴 「それは大変そうアル……無事決着をつけられるといいアルね」 _1_鐘鈴 「もし,決着つけられたらその魔獣について教えて欲しいアル,是非記録してみたいアルよ」かっぱ巻きを食べながら/ _0_ミザリィ 「それは駄目だ。ヤツについては伝承も残したくはない。君がもし同行者に選ばれたら、阻止しようがないがね」干瓢巻きを食べながら/ _1_鐘鈴 「そんなにアルか……なかなかすごいアルね」ウニに手を出す/ _0_ミザリィ 「ドラキュラを知っているか?あれは知名度が高すぎて、何度滅ぼしても復活してしまうんだ」 _0_ミザリィ 「闇の者は口伝すら復活の足がかりにするものがいる。気をつけてくれ」/ _1_鐘鈴 「あーそういうことアルかぁ……故郷のあたりだと“真の名前”さえ知っておけば何とでも支配できるアルからあんまり気にしたことはなかったアル」 _1_鐘鈴 「そうならない奴が居るってことは覚えておくアルね」/ _0_ミザリィ 「真の名で縛るということは、君には本名を名乗るのではなかったな」苦笑してシェリーを飲む/ _1_鐘鈴 「あんまり縛るのは好きじゃないアルから気にしなくて良いアルよ。まぁ,縛って欲しいなら縛りはするアル」冗談っぽく言いながら白身を口にくわえる/ _0_ミザリィ 「やめてくれ。私が突然君の血を求めたりしないかぎりは……」あなごを取る/ _1_鐘鈴 「血を欲しがったりするのアルか。まぁ,求められてもそん時は献血程度なら許してあげるアルよ?」/ _0_ミザリィ 「戦闘中は何かと血を使うものでね。だいたいはあいつで済ませるが、あいつから求められても応じないでくれ」カンオケの方を指して _0_ミザリィ 「ロザリィ・プラム・ミケウスの言うことは信用するな」/ _1_鐘鈴 「へぇ,そっちにも何か入ってるのアルね。知らなかったらびっくりしてたアル」/ _0_ミザリィ 「今は空だ。あいつは二重の意味でここへは入れない。騎士として登録しているのは私で、招かれていないところに純血の吸血鬼は入れない」/ _1_鐘鈴 「あーそういえば入れないみたいな話は聞いたこと有るアル」 _1_鐘鈴 「吸血鬼と二人旅なんて面白そうアルね」/ _0_ミザリィ 「気苦労しかない。あいつは享楽主義者だし、ダンピールの本能もあいつを殺すべきだとざわめく。たまにここに来て気を休めなければやってられない」/ _0_ミザリィ 「探索と戦闘では使えるが、それがなかったらとうに殺し合いになっている関係だ」/ _0_ミザリィ 「実際50年位は殺しあった。同じターゲットを滅ぼしたいという理由がなかったら到底組むことなどなかっただろう」/ _1_鐘鈴 「それは大変そうアル……そういえば吸血鬼の人はいつもは血を飲んでいるアル?日本だと調達が大変そうアル」/ _1_鐘鈴 [ _1_鐘鈴 「そんな凸凹コンビ,まるで漫画の中みたいアルね」/ _0_ミザリィ 「あいつの主食は無論人間の血液だ。どこの街でもあいつはすぐにサロンを形成して血液袋たちを簡単に集める。後始末は私の仕事だというのに」 _0_ミザリィ 「そんな漫画があるのか?」/ _1_鐘鈴 「それは大変そうアルね。お疲れ様アル」 _1_鐘鈴 「んー,名前は思い出せないけど飛行機の中で勉強中に読んだ漫画で見たことあるアル」/ _0_ミザリィ 「ターゲットさえ殺せれば、心臓に白木の杭を打ち込んでやるものを」/ _1_鐘鈴 「すごい殺意アルね」苦笑しながら残ったお寿司をつまみ始める/ _0_ミザリィ 「私の半分は殺意で出来ている」冗談めかしてガリをつまむ/ _1_鐘鈴 「残りの半分は優しさアルか?ツンデレっぽいアルね」冗談っぽく返す/ _0_ミザリィ 「後の半分はビジネスさ」/ _0_ミザリィ 「狙いのターゲットまでの魔獣やら退魔依頼は、練習か騎士団への義理でやっている」/ _1_鐘鈴 「義理?なんか助けてもらったアル?」/ _0_ミザリィ 「最終的にターゲットの情報を回してもらうわけだからな」/ _1_鐘鈴 「あーなるほどアル,それは大事アルね」/ _0_ミザリィ 「君はいつまで魔獣の観察をする予定なんだ?最後まで付き合うのか?」/ _1_鐘鈴 「まぁ,そうアルね」 _1_鐘鈴 「みんな狩られちゃうともう見れないアルから」/ _0_ミザリィ 「絶滅危惧種か何かのようだな」巻き寿司をとって/ _1_鐘鈴 「実際,害獣みたいな扱いされてなければそれアルよ」お稲荷さんを食べながら/ _0_ミザリィ 「環境に逆らっているわけだからな。滅ぶのは必定か」/ _1_鐘鈴 「それもまたよくわからないけど可哀想な話な気もするアル。そんなこと言ったら人によっては怒られそうな気もするから言にくいアルけど」/ _0_ミザリィ 「魔獣に情けをかけるのは良くある話だ。実際、もとはただの人間だったわけだしな」 _0_ミザリィ 「だが、それとは無関係に滅ぼさねばならない。純粋な生存競争としてだ。その2つは矛盾せず同居できると思うが」/ _1_鐘鈴 「まぁ,そうアルね。滅ぼさなきゃ滅ぼされるのは仕方ないことアルね」/ _0_ミザリィ 「私は狩りには情けをかけないが、そこはそれこそ個人個人の自由だ」/ _1_鐘鈴 「ミシェルは仕事人アルね」/ _0_ミザリィ 「言ったろう、残りの半分はビジネスだ」/ _1_鐘鈴 「ドライなのはなかなかいいと思うアル」/ _0_ミザリィ 「100年もやってれば情けも品切れになる」/ _1_鐘鈴 「じゃあ,注文したら用意してくれるアル?」/ _0_ミザリィ うにを取ってサメのように笑う。「高いぞ」/ _1_鐘鈴 [] _1_鐘鈴 「出世払いでお願いしたいところアル」タイを取りながら/ _0_ミザリィ 「出世の見込みがあるのかい?」 _0_ミザリィ / _1_鐘鈴 「そりゃあもう,えーと……どろ……泥玉に乗ったつもりでいてくれたらいいアル」ドヤ顔で/ _0_ミザリィ 「どういう状況だ?そんな事にはなりたくないな」苦笑して/ _0_ミザリィ マスターに日本語について確認して「大船に乗って、なるほど」/ _1_鐘鈴 「あー,そんなんだっけアルか……勉強になったアル」/ _0_ミザリィ 「情けを乞うなら、支払いは即日だよ。出世払いは認められない」/ _1_鐘鈴 「うーいけずアルね」残念そうな顔/ _0_ミザリィ 「何しろ半分の殺意がはやくしろと急かすのでね……」/ _1_鐘鈴 「殺意はせっかちアル。もっとゆっくり考えたほうがいいアルよ」/ _0_ミザリィ 「さて、スシもなくなった。閉店時間も迫っているし、私はここで失礼するよ」 _0_ミザリィ カンオケを背負って「良い夜を」/ _1_鐘鈴 「そっか,また今度会おうアルーっ!」手を振りながら/ _0_ミザリィ からんからん、退店/ _1_鐘鈴 「……さてと,わたしも帰るアル。マスター,バイバイアル」 _1_鐘鈴 トットットと去っていく,退店/