EM> ドラマイベント[空に叫ぶもの] EM> □依頼場所:警察署内の一室 EM> □依頼者 :警部 石谷裕樹 EM> □依頼内容 EM> 2週間前に山でハンターの集団が殺傷される事件があり、その後から夜な夜な傷害事件が発生している。 EM> 目撃者の話と状況証拠よりその犯人は同一のもので、さらには信じられない事に狼人間だと言う事らしい。 EM> 人間や只の動物なら手の打ちようもあるが、こうなるとこちらでは手に負えない。 EM> 最初の事件より失踪している青井優子という女性が怪しいとこちらでは見ていた。 EM> だが、あまりにも足跡が辿れず、捜査ははかどらなかった。 EM> 不本意ではあるが、退魔のプロとしてのそちらの腕に期待して事件の解決をお願いしたい。 EM> [NPC] EM> 青井優子 EM> 20歳、大学2年生。元気が良く悩みがないかのように振る舞う女性だった。 EM> 猫居翔哉の恋人で、現在足取りが掴めていない。 EM> □3つの道 EM> 第1の道 恋人が失踪した大学生に会う EM> 第2の道 「狼」に噛みつかれた被害者への聞き込み EM> 第3の道 最初に襲われた猟師の家へ行く EM> ***開幕フェイズ*** EM> 時間:20分 EM> 内容:依頼が終わった時点からはじまる EM>    騎士同士で会話し、選択肢を選ぶロールを行う。 EM> 依頼人「今回は、そちらに頼らざるを得ないようだ…宜しく頼む。」/ marin> 魔鈴「なるほど、任せてくれ、俺の会社が派遣する退魔士は、敏腕揃いだ。なあ?」二人に向かってニヤリと笑う/ AKIO> 壁にもたれ、サングラスを外しもせずやり取りを聞いていたが、薄く微笑を浮かべて顎先だけで頷く。/ nuki> 「はぁ、狼人間…ですか。聞いた事はありますけど…」そこ迄言った所で、魔鈴の言葉を聞いてびくりと一度動きを止め「善処させて頂きます…はい」と取りあえず答えた/ marin> 魔鈴「しかし、狼人間が人を襲うとはな。掟を知らないのか、それとも”なりたて”か」/ EM> 依頼人 まさか社長が来るとは思っていなかったのか、安心したような引きつったような表情。その後のやりとりを見て、更に妙な表情に。/ nuki> 「取りあえず…こういう場合は三手に分かれるべき。ですよねぇ…。時間短縮の為にも、と思うのですが。どうしましょう」少々居心地悪げに右手で頭を掻いてから、二人に問い掛ける/ EM> 依頼人「邪魔はしないように、部下には言っておこう。法を犯さない程度なら、いくらでも動いてくれて構わない。」ようやっとそれだけ言って、後は黙っている/ marin> 「そうだな、ただ狼人間を倒すだけなら、1人でもおつりがくるが、なかなか複雑そうだしな。被害が増える前に手早く情報を集めたほうがいい、というわけで頑張ってくれ」/ AKIO> 依頼人からの資料を左手の指先に挟んで眺め、物憂げに目を通している「…ここに書かれている参考人には会えますね?」ひらりと資料を振ってみせる>EM/ nuki> 「あ、は、はい。頑張ります」魔鈴に言われて何度か続けて頷いて。暁生が依頼人に話し掛けているのに視線をそちらへと向ける/ EM> 依頼人 勝手が違うのか戸惑いながら「あ、あぁ。今の時間なら、家にいると思うが…先に連絡を入れておくか?」>暁生/ AKIO> 資料を指先で弾いて、手近な机に飛ばす「よろしく…無駄な荒事は避けたいですから」壁から背を離し、一瞥も与えず出入り口へと向かう。>EM/ EM> 依頼人「分かった…ただ、特に危険な事はないとは思うが。」>暁生/ marin> 「おい、小僧」暁生にむかって呼びかけます/ AKIO> 立ち止まり、ドアノブに手を掛けたまま、肩越しに魔鈴を振り返る。口元には薄い微笑が浮かんでいる「何か?」>魔鈴/ MINAZUKI> 「年寄りからの忠告だ、”呑まれるな”よ。以上」/ nuki> 「僕は……猟師さんの所に行ってみようと思います。何か有益な情報が聞く事が出来れば良いのですが」どうかなぁ。は口の中でもごもごと呟いた後、気を取り直す様に依頼人を見遣り「では、行って参りますので」何だか営業マンが営業に出る様な口調だった>依頼人/ AKIO> 「…」口元の笑みを深めてから視線を外す「諫言、痛みいります」>魔鈴。そのままドアを開いて、室外へと出て行く。/ EM> 依頼人 片眉を上げて「そうか。その辺りはきな臭い気がするが、まぁ、大丈夫だろう。」>奥貫/ nuki> 「善処します」最初に行った時よりははっきりと答えて、一つ会釈をする。やはり営業マンの様にきっちりと>依頼人/ marin2> 「ああ、頼むぜ」奥貫にいったあと。「おやおや、俺たちにそんな心配は必要ない。人は人、獣は獣。知恵を持ち牙を持つ俺たちはさてさて、なんといえばいいのか。お前さんには見えないだろうが、牙は隠して研ぐからこそ意味がある」/ marin2> 「さて、俺は美人にでもあいにいくか」飄々と退室します/ nuki> 「それでは僕も出発します」魔鈴の方を見てこちらにも会釈し。ドアへと歩いて行くとそっと部屋を立ち去る/ EM> 依頼人「…化け物集団、と呼んだものが居たが…。なるほどな。」雰囲気に飲まれたかのように3人が立ち去った後で呟き/ EM> ***出演フェイズ*** EM> 時間:90分(各30分) EM> 内容:EMが提示した3つの方法、それぞれにつきシーンを行う。 EM>  あらかじめ、提示された調査方法に基づき、調査すれば必要な情報は得られる。 EM>  問題は、得られた情報について自分がどう思うか、NPCと何を話すかである EM> ***第1幕 夜を見るもの*** EM> [場面] EM> 大学生の自宅、その書斎。 EM> [状況] EM> 一人暮らしには広すぎる自宅の中、そこには何故か狼男に関する資料が山になっていた。 EM> [目的] EM> 猫居翔哉から事情を聞く。彼は最低限の事しか警察に話さなかったようだ。 EM> [調査手段] EM> 彼は喋り好きなのか、比較的協力的だ。 EM> 隠し事があるような部分以外には、小細工は必要ないだろう。 EM> [NPC] EM> 猫居翔哉 EM> 20歳、大学2年生。比較的背が高く、体格が良いが、穏やかな雰囲気を持つ。 EM> 一人暮らしで、両親や親戚は居ないらしい。遺産で暮らしているという話だ。 EM> 恋人とは非常に仲が良かった。しかし、居なくなった後に取り乱すような事は見たところなかったとか。 EM> 古ぼけた和洋入り交じった雰囲気の家。 EM> 呼び鈴を鳴らすとその住居の唯一の主である青年が応対し、すんなりと(半ば強引に)書斎に通された。 EM> 書斎には古そうなのから新しいのまで、色々な書物やテープなどが置かれている。それも、狼人間の資料が妙に多い。 EM> 翔哉「どうもすみません、他の部屋は今お客さんを招けるような状況ではなくて…」/ AKIO> 「こちらこそ…夜分に失礼します」サングラスは上着のポケットに突っ込んで眼鏡かけかえている。その眼鏡越しに周囲の様子を見やりつつ、微笑で挨拶をする「警察から大まかな来意は既に知らせていただいているでしょうが…失踪された女性のことをお聞かせ願えますか?」>猫居/ EM> 翔哉「ええ、聞いています。優子の事ですが…警察でも話しましたが、何故失踪したのか僕にはよく分からないんです。あまりにも突然で…。」>暁生/ AKIO> 「失踪された前後に、いつもと違う点に気づかれていませんでしたか?」視線を流して、部屋に散在している資料の題名等をチェックする>猫居/ EM> 翔哉「全く。いつもの通り大学で講義を受けて、サークル活動に参加して…日常も順調でしたし、失踪するような理由なんて、ないはずなのですが…。」流れるように語る。>暁生 EM> ハウリングだとかの映画や、狼人間について書かれたらしき小説や、少し外れますが医学書などもありますね。一際古いのは、どうやら地元の伝説などが書かれたもののようで。<資料/ AKIO> 「あなた御自身は?失踪される前後は何を?…ご一緒ではなかったのですね?」丁寧な口調だが、有無を言わせぬ口調で問いかける。>EM/ EM> 翔哉「僕、ですか。あまり変わるところはありません。違うところと言えば図書館へ行くくらいですか。一緒にいたかったのですが…彼女、たまに1人になりたがるんです。」苦笑。>暁生/ EM> 翔哉「卒業したら、結婚する予定だったんですけどね…本当に、どうしたのだろう。」少し、遠い目をする。/ AKIO> 相手の言葉に丁寧に頷く。「図書館では何を?」地元の伝説の資料を見つけ、指差す「これは?拝見してもよろしいですか?」>EM AKIO> 「…居場所に心当たりは全く?」遠い目をする様子に眉を寄せながら問いかける>EM/ EM> 翔哉「趣味の資料探しを。本が好きなので」指さしたものを見やり「えぇ、構いませんよ。ページが外れやすいので、お気をつけて」>暁生/ AKIO> 「拝見します」丁寧に右手で持ち上げ、左手の指先でページを慎重にくる。(内容はどういったものでしょうか?<資料)>EM/ EM> 翔哉「えぇ、全く。普段居るような場所は、みんな探したのですが」>暁生/ EM> この辺りに狼の一族が住んでたとか言う話ですね。 EM> 何処かから渡ってきて、住み着いたとか。満月以外にも狼の姿になることが出来たようですが、噛まれた相手が一族になる事も希で、不死身性もあまりなかったとか。/ EM> 山の支配者だったようですが、長い時の中で絶えていったと伝えられてます。/ AKIO> 内容に目を通し、猫居へと視線を戻す「人狼について、研究されているのでしたね?それではここに書かれた一族の氏(うじ)はご存知ですか?…あるいは居住地はどこだったかは?…」じっと相手の目を見つめる>EM/ EM> 翔哉 目を見つめ返し「…趣味でして。いつの間にやら、こんな事になってました。ですが、流石に氏までは、知りませんよ。記録がないのですから。…居住地は、この辺だったかも知れませんね…何せここは、昔山でしたから。」知らないのところで、少し視線が揺らぐ。>暁生/ AKIO> 「知らない?本当に?」薄い微笑を口元に貼りつかせ、目を金色に光らせ、異形の左手をさらすように静かに装具を外す(異形の蛇を向けて聞き出しよろしいでしょうか?)>EM/ EM> 翔哉「…嘘など、言って何になりますか」ぐぅっと微かに唸り、蛇から逃れるように一歩下がる。明らかに声が震えている。(はい、蛇使用OKです)>暁生/ AKIO> 装具を外すと包帯を解くと異形の蛇が立ち上がり、目や口元の開いている部分と喉もとを目指して襲い掛かる「…それはあなたが教えてくださるでしょう?」静かな感情を交えない声で問い返し、右手は刀印を組み、蛇の暴走に備える>EM/ EM> 翔哉 思わず腕で狙われた部位を庇い、だが悲鳴もなく火のついたような視線を暁生に向け。…次の瞬間、背後のガラスに突っ込んで外へ逃げる黒い影があった。/ EM> 残されたのは、千切れた衣服と割れたガラスばかり。/ AKIO> 「…正体は…彼か?」蛇を戻し、その抵抗と苦痛に眉を寄せながら装具をつけ、膝を床につくと千切れた衣服を取り呟く。/ EM> ***第2幕 殺さないワケ*** EM> [場面] EM> 病院内、隔離された一室。 EM> [状況] EM> 被害者のうち、只1人だけがこの部屋にいる。 EM> 彼女の外傷は癒えかけているが…。 EM> [目的] EM> 襲われた当時の状況を聞く。また、傷の観察も出来れば行って欲しいとの希望がある。 EM> [調査手段] EM> 体の傷は癒えかけていても心の傷はまだ癒えていない。 EM> 気をつけて事情を聞いた方が良いだろう。 EM> [NPC] EM> 石橋舞子 EM> 21歳、大学3年生。 EM> どこにでもいるような女性だったのだろうが、すっかりやつれてしまっている。 EM> 失踪した青井優子や、その恋人の猫居翔哉とは同じサークルに属している。 EM> 自宅では家族と暮らしていた。 EM>   EM> 病院に着くと、他の被害者が居る大部屋ではなく、隔離された一室に通される。 EM> その部屋のベッドの上には、パジャマを着込み布団をかぶり、妙におびえた患者が居た。 EM> ドアが開く気配に、患者はますます縮こまる。/ marin2> リンと鈴の音が鳴り響きます。 marin2> 能力3魔鈴発動、効果は、相手の心をやわらげ、開放させることにより、親密になる marin2> 「よお」両手に紙コップのコーヒーをもってニコリと笑います/ EM> おずおずと布団から顔を出し「あ、こんにちは」ぺこりと礼をする。まだ影は残っているものの、先程の怯えはない。>魔鈴/ marin2> 魔鈴「その様子じゃ、”体のほう”は調子よさそうだな。はじめまして、可愛いお嬢さん、俺の名は若槻魔鈴、こんななりはしているが、ある派遣業者の社長をやっていてな、今回の件の解決を警察から委託されたんだ、ま、よろしくな」名刺を渡します/ EM> 舞子 体の方、と言う言葉にびくりとし「は、はじめまして。魔鈴さん、ですか…。可愛い名前ですね」話題を逸らそうと? 名刺は受け取る。>魔鈴/ marin2> 「どんな理由であれ、褒めてくれるとオジサンは嬉しくなってしまうな」と照れ笑いし marin2> 「その名刺のとおり、俺は退魔士を派遣している。なんかアニメとかで誤解されているようだが、退魔は字の通り、”魔”を”退”けるんだ。人間じゃねえ、バケモノだからって、殺したりするわけじゃないんだよ。なんかいつも勘違いされて困るんだが、っと話がそれた。すまんが、怪我を負ったときの事を話してくれないかな?」/ EM> 舞子「え、あ、そうなんですか…アニメとか小説だけの世界だと思ってました」目を丸くするが、状況を話そうとすると言葉に詰まる「……何て言えばいいのか…夜に、友達と飲みに行ってたんです。サークルの仲間同士なんですけど…そうしたら、急に…。」がたがたと震え始め、言葉がとぎれる。/ EM> 舞子「黒い狼男でした、映画で見るような。いきなり現れて…噛まれたのはみんななんです、なのに、何で私だけ…」すすり泣き始めてしまう。/ marin2> 「なるほど、君は優しい子だな」優しく髪の毛を撫でます。「噛まれた後、優子さんだけがいなくなったんだな」/ EM> 舞子 撫でられてボロボロ泣きながら「ち、違います。優子さんはその時最初から居なかったんです…猫居君も。優子さんは、少し前から欠席してて…。」>魔鈴/ marin2> 「なるほどな、君からみて、二人はどんな感じだった。この事件の前に、なにか二人に変わったことは起きなかったかな」/ EM> 舞子「どんなって…恋人同士で、いつも仲が良くて…まるで代わりなんてどこにも居ないって感じで。事件の前も全く変わりがなくて…。」 EM> 舞子「あ…変わった事かは分かりませんけど、確か…『夜、いつもの場所で。』って、事件の前に一度だけ…。」>魔鈴/ marin2> 「その場所はわかるかい?」/ EM> 舞子「わからないです。でも、何度も行ってるみたいな感じでした。」/ marin2> 「そうか、あと傷痕をみせてくれないかな?」傷痕をみます/ EM> 舞子 明らかに怯えたような反応を見せ「は、はい…。」躊躇いがちに、肩から腕を晒す。噛み痕とそれを覆う茶色い獣毛。/ marin2> 「かわいそうに」 marin2> 「さっき、俺の名前を褒めてくれたが、君の舞子という名も、なかなかいい名だ。舞いは、ただ人に向けて踊るわけではない、古き時代、人は舞うことで、自然と語り、神に逢うことができたという」 marin2> 「舞台がなり、音楽が奏でられ、舞踏者は、舞を踊る。だから、俺も君が勇気を振り絞って答えたかわりに、君がこれから良き人生という舞いを舞えるよう、音楽を少し奏でよう」 marin2>  リンリンと鈴の音が鳴り響きます。 marin2> 「魔の鈴が奏でる中、我は願う。彼女に邪な魔の残滓があるのなら清めよ、そして彼女の良き心を苛む罪悪感を鎮めよ、そして祝え、彼女の舞(じんせい)を」 marin2> 魔鈴使用 marin2> / EM> 清浄な魔力が傷跡を覆い、魔の残滓を拭い去る。力が過ぎた後、そこには傷の残した痕は跡形も残っていなかった。/ marin2> 満足げな笑みを浮かべ marin2> 「じゃあ、元気でな」 marin2>  病室を退室し marin2> 「狼は牙をむき出しにしては獲物はこない時には羊の皮を被り、時には祖母の形を取る」 marin2> 「この地では字名をかえるか、猫居は”隠し名”か」 marin2> / EM> ***第3幕 過失と故意*** EM> [場面] EM> ハンターの自宅前 EM> [状況] EM> 最初に襲われて只1人生き残ったハンター。 EM> しかし、ここのところ家から出てきた気配がなく、扉も鍵がかかっている。 EM> 警察が尋ねた時には、まだ口をきいてくれたのだが…。 EM> [目的] EM> 大西智也に事情を聞く。場合によっては力ずくでも。 EM> [調査手段] EM> どうも話が通じそうにない場合は、実力行使もやむを得ないかも知れない。 EM> [NPC] EM> 大西智也 EM> 28歳、会社員。中肉中背で、特に目立ったところはない。 EM> 狩猟免許をもっており、時々有害鳥獣駆除に参加していた。襲われた時はその帰り道だったとか。 EM> 大西智也の自宅は、静まりかえっていた。 EM> いや、微かに獣の唸り声のようなものは聞こえる。だがそれ以外は聞こえない。/ nuki> 大西宅の前迄来ると足を止め。何やら聞こえて来る声に首を傾げつつも、家の外観を観察します。インターホン等有りますでしょうか/ EM> ありますね、ちなみに郵便受けは物凄い事になってます。/ nuki> 「これは又…随分と引きこもってるんだなぁ…」まじまじと郵便受けを眺めた後、インターホンを押します。ついでに、「こんにちはー、ご在宅でしょうかー」と声も掛けておきます/ EM> 唸り声が一際高くなり、何かが壊れる音がする以外は無反応です。/ nuki> 「うーん…」仕方が無いので、回れるのなら、こっそり裏手に回ってみましょう。入れますか?/ EM> バリケードだらけですが、入れるレベルです。裏に回ると分かりますが、猟犬らしき犬が死んでますね。/ nuki> では、よいしょ…とか何とか言いながらも、動きは機敏にバリケードを回避。裏に入って犬の死骸に気付いてそっと近付き「あぁ…可哀想に…」心底そう思っているので眉を歪めつつ、辞死骸の状況を確認しておきます/ EM> 鋭い爪と、怪力で引き裂かれたような。ズタズタです。家の中では何だか物音が激しくなってますね。/ nuki> 「……酷いなぁ」しみじみと、辛うじて吐き気を堪えて呟くと、辺りを見回し。ベランダと言うか、ガラス戸みたいな物は有ればそこに近付こうとします/ EM> では、近くにガラス戸がありますのでそこから覗くと、灰色の獣が室内で荒れ狂ってます。人間並みの大きさで、頭は狼…ようは、ウェアウルフですね。/ nuki> 「………………お、大西さーん…?」室内の様子を見てしばし硬直後、顔を強張らせつつも家の持ち主の名前を呼んでみる/ EM> 狼「…グルルル…。」名前を呼ばれると、狼の動きが一瞬止まって、その後ゆっくりとガラス戸の方へ振り向く。/ nuki> 「えーと……お話は、無理だろうなぁ」語尾をごにょごにょと濁し、自分はガラス戸から少し離れて。動揺が足に出ているので、ちょっとつまずいたりしている/ EM> 狼 暫くじーっと相手を見ていたが。「ガァアアアアアッ!」獰猛な吠え声を上げ、ガラス戸へ勢い良く突撃、破って外へでてこようと。/ nuki> 「やっぱり無理ですかーっ」突進して来る狼を見て叫ぶと言うより緊張でごにょごにょ言いながら、それでも幻影術で今自分が立っている所にそのまま佇んでいる様に姿を投影し、実際は脇へと回避する/ EM> 狼 幻影に噛みつこうとしてばくっと音を立て、転がってバランスを崩しつつも体勢を立て直す。標的を見失って一瞬きょろきょろと。/ nuki> うー…とか口の中で自分も唸りつつ、幻影消失。自分は脇に退いた後で更に狼から距離を取り、ようやく両手を軽く上げて五指を揃えて指先を狼に向ける様な形で構えを取る「もう、意識は飛んでる…かなぁ。大西さーん、分かりますかー」一応まだ呼びかける/ EM> 狼 大西さん、と呼ばれるたびに反応して動きが一瞬止まる。首を傾げて奥貫を見やる狼/ nuki> 「お……反応有り…」構えは取ったままで呟いて、それなら。と幻影術で有るであろう狼の精神に向けて「大西さん!」と直接力を投げ掛けてみる/ EM> 狼 物理的圧力を喰らったかのようによろめく。先程とは違う、悲鳴に似た叫びを上げてのたうち回り始める。/ nuki> 「効果てきめん…」緊張しているので考えている事がそのまま口から出ているが、本人気が付かず。構えは解かないまま、静かに近付いて行く/ EM> 狼 すっかり体勢を崩し、地面を転げ回るなか、ふと、狼の動きが止まった。「…かはっ…」息を吐き、頭を振りながら起きあがる。その目には理性の光があった。/ EM> 大西「…アンタは…? 俺は、一体…?」>奥貫/ nuki> 「おっと…大西さん、分かりますか?」狼が起き上がるのにちょうど二メートル位手前で立ち止まって。まだ構えは解いていないが「僕は奥貫と申します。今回の……貴方がそんな姿になっている事も含めて、調査とか…まぁ色々と依頼されまして」と狼を見ながら答えて/ EM> 大西「…あぁ、そうか…。」しみじみと頷いて「じゃあ、話しても良いだろうな。…俺がこうなった原因は分かってる。俺は狼人間の片割れを撃って、片方に復讐されたって事だ。」>奥貫/ nuki> 「え。では、狼人間…は二人居た、と言う事ですか?」驚いて目を丸くしながら問い返し/ EM> 大西「あぁ。まさかあんなものが居るなんて思わなかったよ…まさかなぁ。」/ nuki> 「それで、その…片割れは撃たれて死んで、残った片方に貴方は襲われた…と」ふんふん。と大西の言葉に頷きながら確認し、そこで構えを解く「有難うございました。……でも、貴方はどうしましょう」眉を寄せて、困った様に見つめる/ EM> 大西「…アイツは言ったよ、何をしたか、身をもって知れってな。」肩をすくめて「……俺は…まぁ、良い医者でも見つけるさ。戻ってこられたし。」虚ろに言って、家の中に引っ込もうと。/ nuki> 「はぁ…でも、これじゃあ駄目でしょう…と思うのですが」眉を寄せたまま、ぼそっと言う「あ、ちょっと待って下さい!もしかしたらどうにかなる……かもしれないので、僕の方から上、に話しておきます!」円卓の騎士の事を口に出しかけたが上、で誤魔化して、大西に声をかけておく/ EM> 大西「…あぁ、頼むよ、命の恩人。」耳を寝かせて、辛そうに言い。家の中に引っ込む/ nuki> 大西の後ろ姿に深々とお辞儀をすると、一応割れたガラス戸を隠す様にバリケードから一部引っ張ってきて修正し、それから家を後にする/ EM> ***終幕フェイズ*** EM> 時間:40分 EM> 内容:退魔の時間、どうやって倒すのか? それが必要 EM>    ただし、アフターケアも忘れずに。 EM> 日が完全に落ちて、暗くなりつつある山の方から、狼の遠吠えが聞こえる。ただひとつだけだが。/ nuki> 「…で、こういう事なので、僕にはどうやって治せるのかは分かりませんが、一応伝えておいた方が良いかと思いまして」狼人間が二人居た事等含めて大西宅で起こった事を二人に話し、最後に小さく嘆息する/ marin2> 魔鈴「なるほどな、まあ、そっちは後にして」なぜだか鈴の音が響いていますが「さて、どうする?」/ nuki> 「その、狼人間を止める…のが取りあえず目的でしょうか」右手で頭を掻いてから首を傾げる/ marin2> 「止めることは容易い、浄化するのも容易い、どう始末するかはお前たちに判断を委ねる。とりあえず、逢いにいくか?」/ AKIO> 「……殺さずに止めれればいいのですが」ため息をつき、手の装具を外す/ nuki> 「取りあえず逢いに行きます」魔鈴の言葉に頷いて「それで…出来れば止めるだけが良いです」/ marin2> では、むかいましょう。魔鈴は煙草ふかしながら最後尾で/ nuki> 落ち着かなげに辺りを見回しながら、魔鈴の前を歩いている/ AKIO> 無言で頷き、落ち着き急がぬ歩調でしんがりを行く/ EM> 誰かを呼ぶような吠え声は強くなったり弱くなったり。比較的歩きやすい道があるので、源にはすぐにつきます。満月の時には光が差すのであろう、木のない広く開けた場所です。/ marin2> 狼男を探します/ nuki> 「ここは…」ぐるりと周辺を見回して。一応、何が有っても大丈夫な様に武術的な気は張っています/ EM> 黒い毛並みの狼男が、空を仰いで吠えてましたが。皆さんが近づくと吠えるのをやめて視線を向けます。/ marin2> 「よお!」/ nuki> 「……こんばんは」大西の事を思い出して、挨拶した/ EM> 黒狼「…何か用ですか、皆さん。」決して友好的とは言えない目で睨み付ける。/ AKIO> 「……人に戻るつもりは?」狼を眺めながら呟くように、表情は痛ましげに曇っている。/ EM> 黒狼「分かってらっしゃるんでしょう? 彼女が殺されて、今また僕の復讐も終わりを告げようとしていますから…。」>暁生/ AKIO> 「……君が人の姿に戻って、二度と異形の姿を晒さないなら、僕たちの仕事は無くなります。…復讐は復讐を呼び…死は死しかもたらない…だから」静かに、穏やかだがしっかりとした口調で告げる。>黒狼/ nuki> 「死ねばお終い…なんて言うのは、結構悲しい物だと思うのですけれど」ぼそぼそと、しかし相手には聞こえる程度の声で言って。真っすぐ見つめる>黒狼/ EM> 黒狼「そう、出来れば良かったんですけどね。僕は自分を押さえる事が出来ない。きっとまた、彼女を失った悲しみを嫌そうとして人を噛む。」 EM> #嫌そうとして→癒そうとして EM> 黒狼「だから、お終いにしないといけない。一族はここで絶える。」/ marin2> 「ったく」 marin2>  煙草を捨て、足で踏み潰し、火を消す。 marin2> 「おい、奥貫いくぞ」/ nuki> 「ぅ…?は、はい!」いきなり名前を呼ばれて一瞬反応が遅れたが、すぐに頷いて>魔鈴/ marin2> 「小僧、始末は任せるぞ」/ AKIO> 「………苦しみを与えるのは本意ではありませんから」静かに返し、頷くと、歯を食いしばる。/ EM> 黒狼 そのやりとりを見て目を細め「ウガァァァァッ!!」咆吼を上げて矢のように突撃する。普通の人間から見れば、それは黒い稲妻だっただろうか。/ marin2> 「ガキが」 marin2>  煙草に火をつけます。 marin2> 「知っているか、狼は”大神”と称えられ、神にまつわられていた。」 marin2>  狼を一瞥し marin2> 「それがなんだ、その様は?」 marin2>  魔力が膨れ上がる。 marin2> 「俺が知っている狼は」 marin2>  煙草を宙に放り投げ marin2> 「貴様より万の絶望を抱え」 marin2>  服が千切れとぶ marin2> 「憶の苦痛に委ねても」 marin2>  獣毛がはえ marin2> 「前に歩き、牙の研ぎ方をしっているぞ」 marin2>  魔鈴の上半身が狼へと変わる。 marin2> 「騎力召喚 <悪魔>」 marin2>  アッパー気味の一撃で、相手の体を浮かす。 marin2> 「そのしけた泣き顔、顔であらって出直しな」 marin2>  宙に浮いていた煙草を手にし、奥貫に道を譲って煙草を吸う。 marin2> / EM> 黒狼 強烈な一撃をかわす事も出来ずもろに喰らい、鮮血を吐き出して為すすべもなく宙に浮く。/ nuki> 「死んだら全てが終わり…かもしれませんが」魔鈴が浮かせた狼の動きを見取りながら緩くも早い動きで近付き。 nuki> 右手は掌底の形。五指はしっかりと揃えられている。 nuki> 「そんな楽をしては、いけないと思うのです」更に近付いて狼の落下点へと先回り。 nuki> すぅ、と呼吸を整えると、右足を大きく踏み込んで地面にしっかりと重点を置き。 nuki> 流れる様な動きで、ちょうど自分の前へと落ちて来た狼の腹辺りに掌底一撃。 nuki> 鋭くも重い一撃で狼の身体が直接地面に落ちるのは避けつつも、更に自分から奥へと向けて弾き飛ばす/ EM> 相当な重量な筈の狼男の体が、重量級の攻撃の連続で落下から横移動へ。ある種非現実的な光景がそこにはあった。/ AKIO> 金に光る目でまっすぐに狼の目を捉え、見つめる。「…僕が出来ることは…一つのようですね。古き一族の血に敬意を払いましょう。…すべての力を解き放って」静かに言いながら、左手から蛇を解放し、全身に絡みつかせ、闇の炎と暗い気を纏う。 AKIO> 「臨・兵・闘・者・皆・鎮・列・在・前」右手で刀印を組み、早九字を空中にきりながら、狼へ向かって跳躍する。 AKIO> 「ノウマク・サンマンダ・バザラ・ダン・カン」不動明王真言を唱えながら右手に炎を宿らせて、その手を突き出し、着地しながら狼の心臓を一突きにする。/ EM> 黒い毛皮を突き破り筋肉を引き裂き、炎を纏った一撃は彼の心臓を突き破り、命を止めた。その止めをなした相手を、彼は何処か満足そうに見やり、目を閉じた。/ EM> 翔哉「これで、終われる…。」呟いて、最後の息を吐いて。/ marin2> 「やれやれ」煙草をふかしています/ nuki> 「これで終わり……なんですかねぇ…」構えを解くと細く嘆息して、肩を落とし/ AKIO> 呆然と体に闇の炎を纏ったまま、丁寧に猫居の体を地面に下ろすとその血で塗れた右手を引き抜く。「…せめて…安らかな眠りを…」苦痛に眉を寄せながら、蛇を左腕の中に呼び戻す。 AKIO> 血塗られたままの右手で静かに狼の額を撫で地蔵真言を唱える。/ nuki> 「死んで花見が咲くものか。とも言うのですけれど…ね」暁生が唱えている声を聞きながらそう呟くと、空を見上げてもう一度嘆息した/ AKIO> 「オン・カ・カ・カ・ビ・サンマ・エイ・ソワカ」ゆっくりと額から手を外し、静かに立ち上がり、天を仰ぐ。/ EM> ***後日談*** EM> 失踪者が二人に増え、この事件は幕を閉じた。 EM> その後、猫居がすんでいた家を整理したのは、とある1人の男だが。 EM> それはまた別の話…。 EM> ***おわり***