EM> こんばんは、MAXさん。 huga> ふむ。道を決めるのだな。 huga> 2d6 dice2< huga: 6(2D6: 2 4) = 6 EM> ドラマイベント[朱い翼] EM> □依頼場所:大鳥家 庭に面した和室 EM> □依頼者 :大鳥典章 EM> □依頼内容 EM>  息子が死んでから家の周辺を奇妙な赤い鷲が飛び回っている。 EM>  最初は只気味が悪いだけだったが、ここ数日のうちに何度か娘に危害を加えてきた。 EM>  このままでは家族や近辺に被害が広がる恐れがあり、排除を願いたい。 EM>  尚、ここに依頼をする以前に知り合いの退魔士に退治を要請したが、 EM>  正体を突き止める前に大怪我をして続行する事が出来なくなってしまった。 EM>  彼によればこの地方に住んでいる鷲の一族に関係があるかも知れないと言うことらしい。 EM> [NPC] EM>  大鳥典章 EM>   56歳、会社員。 EM>   中肉中背で特に目立つところのない男性。 EM>   鳥対策で最近過労気味のようだ。 EM>  大鳥武 EM>   典章氏の亡くなってしまった息子。 EM>   病気が元で命を落としたらしい。 EM> □3つの道 EM> 第1の道 大鳥恵美に話を聞く EM> 第2の道 退魔士に話を聞く EM> 第3の道 鷲の一族の長に会う EM> -------------------------------------------------------------------------------- EM> ***開幕フェイズ*** EM> 時間:20分 EM> 内容:依頼が終わった時点からはじまる EM>    騎士同士で会話し、選択肢を選ぶロールを行う。 EM> 依頼人「…これ以上、周りの人間が傷ついたりして欲しくはない。どうか、宜しく頼む。」/ huga> 「鷲の一族ねぇ…さて、どうするよお二人さん?」 huga> / Akito> 「どんな形であれ、動物とはあまり喧嘩はしたくないものだけど…」 Akito> 「いや、だからこそしっかりと裏を取って、出来れば話し合いで解決したい所かな」>ヒューガ/ hide> 「まぁ、ここで話しててもしょうがないですよ」 Akito> 「じゃあ、早速手分けして手掛かりを集めるとしましょうか?」>ヒューガ、間宮 huga> 「へぇ、やさしいんだなお前は…」>明人 hide> 「自分は、依頼人の話にあった退魔師の所に行ってみようと思います」/ Akito> 「動物だろうと、電脳世界の住人だろうと、命には変わりないですから」>ヒューガ/ Akito> 「俺の方は、被害者のお嬢さんに聞き込みを…かな?」/ huga> 「そうだな。んじゃ俺はその鷲の一族とやらに会ってみるか…」/ Akito> 「何か気付いたことがあったら、すぐにこちらへ連絡して頂けますか?“こちら”で裏を取ってみますので」>ヒューガ、間宮/ hide> 「りょーかい」 huga> 「ああ了解だ」/ EM> ***出演フェイズ*** EM> 時間:90分(各30分) EM> 内容:EMが提示した3つの方法、それぞれにつきシーンを行う。 EM>  あらかじめ、提示された調査方法に基づき、調査すれば必要な情報は得られる。 EM>  問題は、得られた情報について自分がどう思うか、NPCと何を話すかである EM> ***第1幕 浅い傷と深い傷*** EM> [場面] EM>  大鳥家の庭 EM> [状況] EM>  説明が終わった後 EM>  鳥よけの網が張られた庭で犬と遊ぶ大鳥恵美に話を聞く EM> [目的] EM>  襲われた時の事等を尋ねる。 EM> [調査手段] EM>  どういう状況で襲われたのか等尋ねよう。ただ、彼女自身は記憶が曖昧かも知れない EM>  注意:この庭には大型犬がいるので犬嫌いな人は各自注意を。 EM> [NPC] EM>  大鳥恵美 EM>   16歳、高校生。 EM>   のんびりとした雰囲気の女の子。 EM>   肩や頭など、あちこちを怪我しているようで包帯が巻いてある。 EM>  ジョン EM>   3歳、多分雑種。 EM>   茶灰色の狼に似た雰囲気を持つ犬。 EM> 依頼人が説明をしている間も、彼の娘は全く関心がないかのように庭で愛犬と遊んでいた。 EM> 生け垣から屋根へ鳥よけの網が張られている、ある種異様な状況の中。 EM> 父の説明が終わって名を呼ばれると、庭の片隅にある主がなく扉が開いたままの鳥小屋にボールを放って、 EM> それまで遊んでいた犬をその中へ取りに行かせた。 EM> 恵美「……ええと、名前は言わなくて良いよね?」/ Akito> 「恵美さんですね?お父様から伺ってますよ…雷堂明人と申します。よろしくお願いしますね」と、頭を下げる>恵美/ EM> 恵美「うん、よろしく。それで…何を話せばいいのかな?」/ Akito> 「襲われた時の様子を教えて貰えないかな?思い出すのは辛いだろうけど…ごめんね」>恵美/ EM> 恵美 少し考えてから「んー、最初に襲われたのは3日前で…」と、話し出す EM> 「最初の時は、道を歩いていたら溝に突き落とされてね。その次の時は、学校に行こうとした時に肩をざっくり」などなど、5,6件。/ EM> 「どれも、急に出てきて急に襲われるから、防げなくて。」/ Akito> 「そうなんだ。襲われるようになる前に、ご家族が鷲と何かトラブルがあった…って事はないのかな?」>恵美/ EM> 「んーん、全然無かった。気が付かない内に何かやってなければだけど」/ EM> 「犬の散歩中にも襲われたけど、変な事に犬が吠えたりしなかったんだよねぇ。」その時は足をやられたけど、と包帯を見せる/ Akito> 「それはちょっと気になるかな?良かったら、わんこの様子を見させて貰っていい?」恵美/ EM> 「…いつもは、家の付近にいるだけなんだけど。」頷いて「分かった…って、もう来てるね」呼ぼうとすると、犬がボールをくわえて明人の足下へ/ Akito> 「よーし、よしよしー」と、撫で撫でしたりしながら、犬の体や挙動におかしな所がないかチェックしてみます/ EM> はしゃいでくねくねしつつ撫でられてます。特におかしな所はないです。至って健康体の正常体/ EM> 「なつっこいでしょ。でも怪しい人にはちゃんと吠えるんだよ。…まぁ、ホントは武の犬だったんだけど」/ Akito> 「武さん…って、確か亡くなられたお兄さんでしたね」/ EM> 「うん。動物好きでね、あの小屋で鷲も飼ってたんだ」/ Akito> 「でも、その鷲さんはどうして今はいないのかな?」/ EM> 「武が死んだ時に、病院で死んだんだけどね。家に帰ったらいなくなってた。鍵が壊れてたから、脱走したのかも」/ EM> #病院で死んだのは武です/ Akito> 「なるほど、ありがとう。もしかしたら…この子が吠えなかったのは、一緒に暮らしてたことがあるその鷲だと思ったからかも知れないね」 EM> 「うーん、明らかに外見が違ったんだけどねぇ…そうなのかも。武が持ってたのと同じ呼び笛を首に付けてたし…」 EM> / EM> 等と話してると、犬が飛びついてこようと/ Akito> では、飛びついてくる犬を抱き止めようとしますが…/ EM> 大きいので、よろけるかも知れませんね。のしっと飛びつきます/ Akito> 「やっぱり動物は良いなぁ。うちでは面倒見てやれないから、代わりにぬいぐるみがいるんだけど」と苦笑しつつ Akito> 恵美には見えないが、傍らにお座りしている、電子の精霊狼“リボルバーウルフ”に Akito> (大鳥武の身辺について、洗ってみてくれ)と、指示を出す/ EM> 恵美「どうしても、家の事情で飼えなかったりするしねぇ」大丈夫?と苦笑する EM> 大鳥武の身辺については EM> 野鳥の保護等に熱心で、その一環で鷲を飼う事になったとか EM> 特にその鷲をかわいがっていた事 EM> それくらいしか変わった事はない。 EM> ただ、ついでに引っかかった部分で。 EM> 恵美が襲われた近辺のいくつかで、毒蛇がうろついていたり土砂崩れがおきたりしている/ Akito> (もしかしたら、本当の原因は鷲じゃないのかも知れないな…) Akito> 「ありがとう。これで有る程度見当が付いたよ。あとは俺達に任せて、安静にね」>恵美/ EM> 恵美「あの鷲、本当は悪い子じゃないのかも知れない…」ぽつっと呟き。すぐにそちらを向いて「分かった。そっちも気をつけてね」/ EM> ***第2幕 是か非か*** EM> [場面] EM>  某病院の一室 EM> [状況] EM>  怪我で入院している退魔士・雉尾真之に事情を聞く。 EM> [目的] EM>  仕事の中断までの事を聞く。 EM> [調査手段] EM>  喋れないほどの怪我ではなく、特に障害もないだろう。普通に話を聞くだけで良いはず。 EM> [NPC] EM>  雉尾真之 EM>   28歳、退魔士。 EM>   仕事中の怪我で現在ミイラ男状態。 EM>   退魔士としては中の中くらいの実力らしい。 EM> 某病院の一室、個人部屋のベッドの上で彼は退屈を持てあましていた。 EM>  傷は痛いし、体は動かないしでしばらく商売はあがったり。 EM>  さてどうしてくれようかと考えているところで扉が開いた。彼はぱっと来客に視線を向ける。/ EM> 雉尾「…誰だ、何か、用か?」/ hide> 「失礼しまーす。雉尾さんですね。大鳥さんから依頼された仕事について話をお聞きしたいのですが?」 EM> 「あぁ、大鳥に依頼された奴か。あまり、失敗した事の話はしたくはないんだが…仕方ないな」/ EM> 「俺も同じようにあの鷲の退治を依頼されたんだが…相手は鳥だろ? 普通に追いかけても捕まえるのは無理だ」/ EM> 「だから、何であの家に執着するのかと弱点を先に調べようとしたんだが…」言いよどむ/ hide> 「どうも、お手数かけます。あ、これ月並みな物ですが。」と、果物の詰め合わせを差し出す/ EM> 「あぁ、どうも」悪いな、と受け取って僅かに顔をほころばせる/ hide> 「それで?」/ EM> 「あー、それでだな…普通赤い鷲なんていないだろ? ここらの伝説を調べて、こんな文を見つけた」 EM> 「朱い翼は魂を運ぶ。迎えの使者が来るまでは、翼は死者のためにある。」 hide> 「それで?何かわかったんですか?」/ EM> 「だがなぁ、それだけで文章が散逸してたんだよ。これは関係ある奴に聞かないとならないかと思って…これが最大の失敗だったんだよな」 EM> 「鷲の一族の領域に足を踏み入れて、この様だ」と包帯だらけの姿を示し/ hide> 「そういえば、鷲の一族とは、一体何なんですか?」 EM> 「ここらの山にすんでる一族でね。名前の通り鷲の姿をしてる。血筋的にも鷲のとあまり変わらないみたいだが」 EM> 「よそ者を嫌う性質であまり情報がないんだが、死者の魂を運ぶ使命を持っているとか何とか聞いたな」 EM> / hide> 「人..ではないのですか?」/ EM> 「あぁ、人の姿をとる事もあるが人じゃない。」/ EM> 「まぁ、人との混血もごく希にあったみたいだが。大鳥の家なんかは先祖がそうらしい」/ hide> 「死者の魂を運ぶ、ですか。」/ EM> 「聞いた事無いか? 鳥は死んだ人間の霊を翼に乗せるって話がある。その系統だろうな」/ hide> 「では、今回の赤い鷲と、大鳥の家とは何か関係があると?」/ EM> 「その可能性は高いだろうな。」/ EM> 「息子さんが死んでから出たって話だ…あまりにタイミングがいいだろう?」/ hide> 「しかし、大鳥さんには心当たりがあるようには...」 EM> 「普通は…死んだ奴が帰ってくるなんて思わないだろう」/ EM> 「思うかい? アンタは、突然身辺に変な生き物がうろつきだしたら、それが何が自分に関係あると」/ hide> 「では、赤鷲は息子の武さんの使者であるというのですか?」/ hide> 「い、いえ。」/ EM> 「そうかも知れない、そうでないかも知れない。…ひょっとしたら本人かもしれんよ?」/ EM> 「だろ、俺も思わん。それが『普通』だ」/ hide> 「では、話を戻しますが、その怪我は鷲の一族に?」/ EM> 「あぁ。集団相手には流石に無理だ。俺はスーパーマンでも何でもない、ただの退魔士だからな」/ hide> 「彼らの特徴を教えてください。」 EM> 「平たく言ってでかい鷲。翼を生かした機動力のある攻撃が得意だな」/ EM> 「翼を撃ち抜いちまえば落っこちるだろうが…誰か領域に行くのか?」/ hide> 「ええ、まぁ。一人仲間が。」/ EM> 「そうか。…相当強いんだろうな、そちらさんは」/ hide> 「まぁ、そうですね。強いです。だから大丈夫ですよ。きっと。どうもありがとうございました。」/ EM> ***第3幕 風の運び手*** EM> [場面] EM>  山中の峡谷(イメージは広い苔の洞門) EM> [状況] EM>  鷲の一族の領域に足を踏み入れる。 EM> [目的] EM>  赤い鷲の情報を得る。 EM> [調査手段] EM>  彼らは侵入者を嫌う。頭上には注意である。 EM>  力を振るうべき時には遠慮は要らないだろう。 EM> [NPC] EM>  鷲の一族の長 EM>   年齢不詳。並はずれて大きな、年老いた鷲の姿をしている。 EM>   長とは言っても、全ての一族に強制力を持っているわけではない。 EM> 両側に切り立った岩壁がそびえ立つ峡谷。 EM> 岩の表面はすっかり緑の苔で覆われているが、遙か頭上には凹みや出っ張りがはっきりと見えており、 EM> 何かそこに潜むものの息づかいすら感じさせる。 EM> …いや、敵意に満ちた視線が実感として突き刺さってくる。/ huga> 「へぇ。なかなかいいところじゃねぇか」 huga> 「…とはいえ、どうやら歓迎してくれる雰囲気じゃなさそうだがよ(苦笑)」と頭上を見据える。 huga> それからしばらくその場で立ったまま様子を伺う。/ EM> 『何故故に侵入者を歓迎せねばならん?』ざわざわと上の方で動く物多数。 EM> #何故ゆえに、です EM> 『我らの領域に踏み込む余所者に、罰をくれてやる気はあるがな』 EM> 岩壁の上の方で多重の羽音が。それと同時に7羽の大鷲が急降下にて襲いかかってきます。/ huga> 鷲の目だけ変化させ、目標を補足、襲い掛かる大鷲を【アステカ古武術(戦闘術)】で殺さない程度に叩き落とします。 huga> 「ふん…っ!はぁっ!」/ EM> 甲高い叫びを上げてたたき落とされる数羽。残りは驚いて通り過ぎていきます/ EM> 『強い…!?』『強いぞこいつ』『我らの動きを捉えた?』/ huga> 「…すまねぇが、争いに来たわけじゃねぇんだ。ちょいと話を聞かせてもらえねぇか?」と上空を見上げ声の主に呼びかける。/ EM> しばらくざわざわと声が複数聞こえますが『……余所者に屈したとあれば一族の名折れ。聞くわけにはいかぬ』 EM> 今度は3羽、交差するように前後と上方から高速で攻撃をしかけてきます。/ huga> 「ち・・・しかたねぇ・・・!」 huga> 背中から大きな鷲の翼を生やし、上空へと羽ばたきます。その舞い上がる突風で襲い掛かる鷲を弾き飛ばし、声の主の所まで一気に近づきます/ EM> 地面や岩肌に叩きつけられて気を失う鷲。「…なるほど。お主も鷲であったか…」上方にあった岩棚の上に、年老いた巨大な鷲が一羽とまだ若い鷲が数羽。/ huga> 「まぁ奇遇にもそういうこった。遠い海の向こうのよしみ。話を聴かせちゃくれねぇか?赤い鷲の話をな」/ EM> 今にも襲いかかろうと身構える若いのを制して「赤い鷲か。…少し前にも似たような事で足を踏み入れたものがおったな…。そやつはお主と違ってズタズタにされておったが」 EM> 「ま、よかろうて。血気盛んで主を倒せそうなものは今ので怖じ気づいた。戯言に付き合っても口は挟めまい」/ huga> 退魔士のことかと思いつつ、「率直に聞こう。赤い鷲はお前らの仲間か?もしそうだとしたら何故人間の娘を襲う?」/ EM> 「遠い大陸より来た猛き翼よ。主のチカラに敬意を払って答えよう。彼は我らが同胞でありそうではない」 EM> 「彼は襲っているつもりも無かろう。何故なら爪と翼と嘴しか彼に与えられたものはなかったからだ」/ huga> 「与えられた…?「彼」とは誰だ?」/ EM> 「守るためのはずみというものだ。突き飛ばした拍子に爪が相手を傷つけようと。」 EM> 「彼は彼だ。…人の名では武といったかな。」 EM> 「あれは朱い翼だ。未練を残した魂が鷲の身体を借りた」/ huga> 「娘の…兄…!その彼が何から彼女を守ろうとしている?彼女の身に何が起こっている?」/ EM> 「一時的なものだよ、ほんの不運の波というものだ。もはやそれも過ぎ去ろうとはしているが、完全に過ぎたわけでもない」/ huga> 「…その不運の波が完全になくなれば彼女は普通の生活にもどれるんだな?」/ EM> 「その通り。うねりがたまたま当たっただけである故に。」/ EM> 「しかして、兄にそれが分かるか?」/ huga> 「へっ、小難しい言葉だが、まぁだいたい分かった。ともかく俺らが不運の波を吹き飛ばして兄貴を安心させてやればいいわけだ」/ EM> 「それが出来るのならそれで良かろう…」 EM> 「そうだ。言い忘れるところだった。翼に封じられた魂を送るには、死者の遺品を砕いてやればいい」/ huga> 「あんがとよ、この地に住む友よ!」/ EM> ***終幕フェイズ*** EM> 時間:40分 EM> 内容:退魔の時間、どうやって倒すのか? それが必要 EM>    ただし、アフターケアも忘れずに。 EM> 赤い鷲は飛ぶ。人の地を、この世の空を。/ huga> 「…というわけだ。赤い鷲は、彼女の兄の魂が宿っている。おそらく何かから妹を必死に守っていたんだろう…」/ Akito> 「皮肉なものですね。妹を助けたくても、触れれば傷付けてしまうなんて…」/ hide> 「何かって、なんですかねぇ?」/ Akito> 「“不運の波”…被害者が分かっているなら、発生源を絞り込めるかも知れない」 Akito> 姿は見えず、実体を持たない電精“リボルバーウルフ”に…今度は恵美の生活をチェックして、“不運の波”の焦点と呼べるものを絞り込んでみるように指示してみます/ EM> 生活チェックで、一つ引っかかりましたね。 EM> 近所の、蛇をまつってる祠を壊してしまったせいのようです。ただ、これは今対処してどうこうという話でもないようです。/ Akito> 自分だけにしか見えない“友人”の頭を撫でながら EM> ネットに転がっている情報によると、しばらく強烈な呪いを発揮したあと時間経過でぱたっと無くなるらしい/ Akito> 「どうやら、蛇を祀った祠を壊してしまったから、みたいですけれども…これは時間経過で消えるもので、無理に消そうとする方が危険かも知れません」/ huga> 「強烈な呪いが過ぎ去るまで待つか…?ただ普通の人間がそれに耐えられるのか気になるな・・・」/ hide> 「とりあえず、彼女の所に行ってみますか。何か判るかも」 Akito> 「そうですね。鷹になったお兄さんとも会えるかも知れませんし」/ huga> 「同意だ」/ EM> 彼女の居場所は、近くの林にあるアスレチック広場らしいです/ huga> 行きます/ huga> 「っと、その前に・・・」 huga> 「兄の遺品を何か一つもらっておこう。しっかり成仏するには、遺品を砕くしかないんだそうだぜ。まぁ後でもいいかもしれんが・・・」/ EM> でしたら、生前使っていたペンがもらえます。現場へ行くと、彼女は一人でブランコを揺らしてますが。/ hide> 「今もらっておいたほうがいいのでは?」/ huga> 「んじゃもらっとくか。・・・・・・ペンをもらっておいたぜ。じゃ行くか!」そして現場へ/ EM> 恵美「…ん?どうしたの、何かあった?」/ hide> 彼女に話しかけます。/ EM> と、木々の間を縫って彼女との間を遮るように赤い鷲が鋭く通り過ぎます/ huga> 周囲を警戒する/ Akito> (やっぱり、来たか…と言うことは、彼女に何か危険が?)/ EM> 高く鳴いて、引き返してくるともう一度通り過ぎる。/ hide> 「おい、きたぞ。どうする?」と、身構える/ EM> で、更にもう一度曲がって…今度は明らかにそちらに向かう軌道です。/ huga> 鷲の向かう先に何かがないか確認!/ huga> 自分ら以外に/ hide> 義眼「」 EM> 無いです<一行以外に/ huga> 「どういうこった?俺たちが災いになっちまったのか?」/ Akito> (“リボルバーウルフ”、付近一帯をサーチしてくれ)と、指示を出します/ hide> 義眼の能力を使い周囲を探知する。/ EM> 拾える情報はアスレチックが老朽化している可能性があるのと、何本かの木が弱っている。その位です/ Akito> では、アスレチックと彼女の間に割って入ります/ EM> 義眼の方だと、特に今いる辺りの木が弱っている模様だと。/ EM> そして赤い鷲が猛スピードで突っ込んできます/ huga> 傷を承知で受けてみる!/ EM> では軽くひっかいて方向を変えると、明人を妨害するように襲撃します/ Akito> では、赤い鷲が眼前に迫ったところで、「“インストール”!」 Akito> その掛け声と同時に“リボルバーウルフ”と明人の姿が重なり、一瞬の内にメタリックな人狼を思わせる姿に変身 Akito> 赤い鷲の攻撃を捌いて上へ逃がす/ EM> 攻撃を捌かれて思いっきり勢い余る赤い鷲。慌てて明人くんを追おうと上昇しかけます/ hide> 「逃がすかよ!」と、拳銃で翼を狙撃する。 EM> 正確にその狙撃は翼の腱を撃ち抜き、空中でぐらついて墜落し始める鷲。/ huga> (…しかして兄にそれが分かるか?…そういうことだったんだな。お前は死してなお、唯ひたすら妹を守ろうと…だがな…) huga> 鷲化して落ちていく赤い鷲の身柄を鷲の爪で捕らえペンと共に握り潰す。 huga> 「もう十分だぜ兄さんよ…。彼女がこれから強く生きていくためにも、あの世で見守ってやりな…」/ EM> 骨が砕け、血が流れ、断末魔の声もなく翼は力を失った。そしてそれと同時にさらさらと塵に還る鷲の身体。最後に残ったのは、鷲が身につけていた笛だけだった。/ EM> 恵美 眼前で起こった戦いを咄嗟には理解出来ず目をしばたいている/ huga> 「任せるぜ…」>2人/ hide> 「お前の出番だろ?」>明人 hide> と、言い、その場に座り込む。/ Akito> 「実はね、あの鷹はやっぱりお兄さんが飼ってた鷹…だけど、亡くなられたお兄さんの魂を宿してたんだ」>恵美 Akito> 「お兄さん、恵美ちゃんがこの間壊しちゃった祠の祟りから、君を守る為にわざわざこの世に残って、必死に守ろうとしたんだけど…」 Akito> 「彼には鷹の爪や嘴しかなくて…君を守る為、咄嗟に突き飛ばそうとしても、君を傷付けてしまってばかりで…」 Akito> 「だけどね、お兄さんは無理に“ここ”へ残ろうとしたから、そのまま眠りにつけなくなっちゃって」そう言ったところで、言葉が途切れる>恵美/ EM> 恵美 驚きに目を丸くし、声も出ない有様。ですが、しばらくの沈黙の後に嗚咽を漏らしボロボロと涙をこぼし始める。今度は喋ろうとしても言葉にならないようだ/ EM> ***後日談*** EM> 大鳥恵美も、諸々のショックから回復すると日常の生活に戻っていった。 EM> 最後に残った兄の笛を常に身につけるようになった以外は、以前と変わらない生活へ。 EM> 最後の蛇の呪いは、騎士と赤い鷲が戦った林の中。 EM> 翌日、全員が下敷きになりかねない位置で、木が倒れていたという…。 EM> ***朱い翼 了*** EM> お疲れ様でした。あとは裏で話しましょう。