[EM] ドラマイベント「逃げたカナリア」 [EM] □依頼場所:警察署 [EM] □依頼者 :警察署長・呪術組織の長 [EM] □依頼内容:大学構内で五人の生徒が飛び下り自殺をした。同じ時間、同じ場所で。である。 [EM] 全員動機は不明。目撃者と思われる生徒二人に事情聴取を行ったが両名とも [EM] 非協力的だった為、全貌は掴めていない。 [EM] また、この事件が起こった際学生ではないらしき人物が目撃されている等不可解な点もかなり多く、事件の異常性を考えて速やかな真相解明を依頼する。 [EM] 同じく、この大学に近い場所に有る呪術組織の長より組織内で研究を行っていた [EM] 試験体が一体脱走した為、この試験体の捕獲及び最悪の場合は始末して欲しいとの [EM] 依頼が舞い込んでいる。 [EM] この試験体の容姿が上記事件で目撃された人物に酷似しており、何らかの関わりが [EM] ある物と見て同時に調査を進めたし。 [EM] [NPC] [EM] ???/呪術組織から脱走した試験体 [EM] 現在行方不明。 [EM] □3つの道 [EM] 第1の道 目撃者その1に話を聞く。だけではないかも。 [EM] 第2の道 試験体の担当であった術者に話を聞く。だけではないかも。 [EM] 第3の道 目撃者その2に突っ込んだ話を聞く。 [EM] ***準備フェイズ*** [EM] 時間:なし [EM] 内容:2d6を振って、順番を決める。 [EM] では2d6を振ってください 。 [Akito] 2d6 低い方が嬉しいかも dice2< Akito: 8(2D6: 4 4) = 8  低い方が嬉しいかも [CLOSE] 2d6 dice2< CLOSE: 5(2D6: 3 2) = 5 [Mahiru] 2d6 dice2< Mahiru: 10(2D6: 5 5) = 10 [EM] 最初の選択は真昼、明人、クローズの順です。 [EM] 進行中に決めて下さい。 [Akito] 了解しました。 [EM] ***開幕フェイズ*** [EM] 時間:20分 [EM] 内容:依頼が終わった時点からはじまる [EM] 騎士同士で会話し、選択肢を選ぶロールを行う。 [EM] 警察署・署長室にて。 [EM] 署長「どうにも集まっている情報が少なく、大変かとは思いますが、どうぞ宜しく…」 [EM] 小太りの署長がぺこぺこと頭を下げながら額の汗をハンカチで拭いています。 [EM] みなさんは応接用のソファに腰掛けていると思って下さい。/ [Akito] 「承知いたしました。だからこそ我々に依頼…と言うことでしょうし」>署長/ [EM] 「えぇ…はい。余りにも異常な状況ですので、こちらとしても正直、取り扱いに困っております……」>明人/ [CLOSE] 「では、さっそくですが資料等を見せていただけますか?」>署長/ [EM] 署長「あ、はい。こちらになります」と、ちゃんと3人分揃えられたコピー用紙の資料が差し出されます。ちょっと手元が汗で濡れてるかも>クローズ/ [Mahiru] 「ふむ、ではまず目撃者その1、及び研究所の方に誰か言って貰いましょうか。僕の能力はある程度情報が集まってからのほうが機能しやすいからね。」オレンジジュースをストローで吸いつつ>二人 [Mahiru] 服装は漆黒のスーツ姿(やや薄めだが、それでも暑そうである) [Mahiru] 凛音は涼しげな白のワンピース姿、暑そうにスカートをパタパタしてる(行儀悪い)/ [EM] 資料の内容:目撃者その1、その2の所在地、5人が自殺した時の状況について等 [EM] 資料:5人が自殺した時の状況について [EM] ・屋上には目撃者2人を含めた7人が居た。 [EM] ・飛び下りた5人を地上から見た人間は居ない(既に夏休みに入っている為) [EM] ・ただ、この時間帯に学生ではないらしき人物を構内で目撃した学生は居るが、ちらっと見ただけなので警察側としてはそれを追いきれていない。 [EM] ・目撃者2人とも、ほぼ黙秘状態である。 [EM] ・7人とも、同級生であり、目撃者その1(田口)と自殺した5人は仲が良かった。 [EM] ・目撃者その2(三木)は他の6人と余り仲が良くなかったらしい。 [EM] この程度です。/ [EM] 追記:集団自殺した時間は18時頃です/ [Mahiru] 「そうですか、田口氏から三木氏との詳しい関係も聞いておきたいところですね」/ [Mahiru] 「事前調査、どうもありがとうございます」>署長/ [Mahiru] 「…ところで、“組織”の方から何か伝達は?」/ [CLOSE] 「ふむ…屋上で居た人間以外は自殺の目撃者は居ない、と」/ [EM] 署長「いえ、これが仕事ですので」しかし、礼を言われて悪い気はしないので小さく笑い。「ああ……それなんですがね…何か、あちらさんも揉めている様でして…」何やら歯切れ悪く>真昼/ [Mahiru] にっこりと笑い「そうでしたか、解りました」>署長 [Mahiru] 「さて、そろそろお二人にもどう動かれるか決めていただきますかね。」ソファに腰掛けつつ/ [EM] 署長「どうやら、構内で目撃された人物がその、試験体ですか。おそらくそれだろう。とは言うのですが、容姿以外の詳しい情報収集は貴方達が直接来てくれなければ教えない。の一点張りでして……申し訳ないが、その辺もお願いしたいのです」汗拭き拭き。>真昼/ [Akito] 「呪術は専門外なので、目撃者に話を聞いてみることにします。あまり良い噂のない学生のようですけれども」スーツのネクタイを直しつつ/ [CLOSE] 「ふむ…では、私は研究所の方に向かいますよ。」/ [CLOSE] 笑って「見た目が学生だと…実力はともかく舐められてはいけませんからね」/ [Akito] 「そこは大人のクローズさんにお任せしますよ」>クローズ/ [Mahiru] 「ふむ、両名とも決まったようですね。ではがんばってください」椅子から動く気配は全くなさそうだ(笑)/ [CLOSE] 「さて、それでは行くとしますか」 [CLOSE] 微笑して「では、吉報をお待ち下さい」>署長 といって、スーツケースをもって出て行きます/ [EM] 署長「は、はい。宜しくお願いします……」話がまとまったらしき気配に、やっぱり汗拭きながら、一つ頭を下げました。/ [EM] ***出演フェイズ*** [EM] 時間:90分(各30分) [EM] 内容:EMが提示した3つの方法、それぞれにつきシーンを行う。 [EM] あらかじめ、提示された調査方法に基づき、調査すれば必要な情報は得られる。 [EM] 問題は、得られた情報について自分がどう思うか、NPCと何を話すかである 。 [EM] ***第1幕 平凡なる邪悪*** [EM] [場面] [EM] 目撃者その1=田口由典の住む家を訪問する [EM] [状況] [EM] 昼下がり。豪奢な一戸建ての一室。 [EM] [目的] [EM] 飛び下り事件の際に何が有ったのかを追求する [EM] [調査手段] [EM] 親の臑を好き放題齧り、すっかり傲慢になった大学生だ。 [EM] 目を覚まさせるのも良いかもしれない。 [EM] [NPC] [EM] 田口由典/20歳。大学生。 [EM] 目撃者その2とは同級生。ブランド品で身を固めている。 [EM] 明人くんが田口の家を訪れると、そこにはシ○ガネーゼも真っ青の豪奢な一戸建てが。庭もかなり広く、まさに大邸宅。 [EM] 取りあえず、やたら大きな扉の横に、インターホンが有ります。/ [Akito] では、インターホンを鳴らして [Akito] 犠牲者5人の内の一人が従弟だったので、今回の出来事についてお聞きしたい…という旨を伝えます/ [EM] 「はぁ……少々お待ち下さい」と言うお手伝いさんらしき中年女性の声で返答が有った後、しばらく間が空きます。 [EM] 5分程後、インターホンがオンになり「ぼっちゃまがお会いになられるそうですので、お入り下さい」と再び中年女性の声がして、扉が勝手に開いて行きます。 [EM] 奥の方に家が有り、そこにエプロンを着けた中年女性が家の扉を開いて待っている様です。/ [Akito] 扉の前で礼を述べ、頭を下げてから家の前まで歩いていき、中年女性に丁寧に頭を下げます/ [EM] お手伝いさん「こちらへどうぞ……」こちらも頭を下げ、手ぶりで示しつつ明人くんを中へと案内します。靴のまま入る様式の家です。 [EM] 何やらやたら広い部屋を横断して、一番奥の方迄案内された後、ある扉の前でお手伝いさんが立ち止まり、その扉を軽くノック。 [EM] お手伝いさん「ぼっちゃま。お客さまが来られましたよ」 [EM] ぼっちゃま「ああ、入れろ」 [EM] かなり横柄な返事でしたが、お手伝いさんは気にする様子もなく、静かに扉を開いて明人くんに中へどうぞと手ぶりで示します/ [Akito] 入室前に、扉の前で一礼して入室。 [Akito] 「田中明人と申します。この度は従弟ともども、災難でしたね」 [Akito] 「貴方もショックだったとは承知しておりますが…従弟に一体何が起こったのか、ショックで伏せってる両親の代わりにお伺いしたいと思い、参りました」 [Akito] と言って、菓子折を/ [EM] 部屋の中はやたら豪華な調度品で溢れていますが、豪華過ぎてあまり意識出来ない状態です。そして、部屋の主もやたらブランド品で身を固めています。それが下品な方向に働いている様ですが。 [EM] ぼっちゃまもとい由典「あ?」明人くんの言葉に顎しゃくり。「何言ってんのお前?」上座に当たる場所に置かれた皮張りのソファにどっかり腰を下ろしたまま、明人くんの手もとを眺め。 [EM] 由典「その辺置いといてくれる?」適当に右手を振った後、改めて明人君を見遣り。 [EM] 由典「で、何が聞きたいって?」/ [Akito] 「あの場でどうして、従弟を含む5人が自殺したのか…そして貴方は何故、無事だったのかを」>由典/ [EM] 由典「あーあー、その事ねぇ。よく分かンねぇなぁ」 [EM] 由典「だってよぉ。俺達はただ三木と話してただけだぜ?どうって事ねぇよ。で、話してる途中でいきなりあいつらが走り出してさ。いきなり自殺?って感じ。」 [EM] 由典「俺は音楽聞いてたからなぁ?あいつらに何が遭ったかとか分かンねぇよ。ただ、変な女が居たっぽいけど」最後、少し首を傾げました。あまり、死んだ友人については感傷がない様な表情です。/ [Akito] その様子に一瞬、眉をひそめて「三木君とはあまり仲が良くなかったと、従弟からは聞いてますが…一体どんな理由で、どんな話をなさってましたか?」>由典/ [EM] 由典「仲が良くないって言うかさー。あいつむかつくンだよなあ。いかにも真面目にやってますって言うか?教授とか同級生にやたら好かれる様に学生生活送ってる良い子ちゃんでさー」 [EM] 由典「家が貧乏なら大学なんて来るなってンだよなぁ?必死でアルバイトして家賃とか学費とか稼いでるって、馬鹿じゃね?つまんないよなぁ」思い出し笑いの様、口元歪めてへらへらしてます。/ [EM] 由典「だからさ、とっとと大学止めれば?とかそんな話してた訳よ」罪悪感全く無しのご様子です。/ [Akito] 努めて冷静に「…そうですか。そういえば、さっき話題に出てきた女の子は、どんな子かご存じですか?」>由典/ [EM] 由典「あー?そうそう。そいつなんだよな。俺がちょっと余所見してた間に、いつの間にか三木の後ろに居てよぉ。三木の耳手で塞ぎながら、大口開けてたんだよ。気持ち悪いのなんのって。俺は音楽聞いてたから良く分からなかったけど、叫んでたっぽい」 [EM] 由則「確か、髪の毛はすっげぇ長くて何か緑っぽい色でよ。ひょろーっとした身体に白いワンピースだったかな。そんな感じ」/ [Akito] 「そうですか。本日は辛い所ありがとうございました。従弟のようにならないよう、貴方も“ご自愛”下さい」 [Akito] と、含みを込めた挨拶をしてから、「それではそろそろ失礼いたしますね」と再度頭を下げて、館を後にします/ [EM] 由典「あんたも大変だなぁ。田中の為にわざわざ来てよぉ。ま、ご苦労さまって感じ?」余り明人くんの言葉の意味が分かってない様子で、やはりソファに座ったまま横柄に見送りました。/ [EM] ***第2幕 純粋なる探求*** [EM] [場面] [EM] 呪術組織の研究所 [EM] [内容] [EM] 逃げ出した試験体について聞き込む [EM] [調査手段] [EM] 術者は研究者として色々答えてくれるはず。 [EM] ただ、それが望むような情報かは分からない。 [EM] それと、彼に常識は通用しないので、冷静さを失わない様に。一応は。 [EM] [NPC] [EM] 白衣の男/組織内の術者兼研究者 [EM] 他人に対して喋っていない時でも、何かぶつぶつと呟いている。 [EM] 組織の方には連絡が既に行っているので、クローズはすんなり組織の研究所に有る一室へと通されました。そこには、空の大きな水槽を前にして、ぶつぶつと呟く白衣の男が一人、立っています。/ [CLOSE] 微笑して「初めまして、今回の試験体のことで調査をしている者で、黒酢と申します」>白衣の人 [CLOSE] (ぶつぶつ言ってますね…水槽を見てますが、何かあるんでしょうかね?)/ [EM] 白衣の男「ああ、何で逃げたかなぁ。エサもちゃんとやってたし、こんなに愛情込めてやってたのに……」 [EM] 白衣の男「……ん?」ぶつぶつやっている途中で声をかけられたのに気付き、のっそり振り返ります。 [EM] 髪・ヒゲはぼーぼー顎は削げ、どうにも不健康そうな若い男です。 [EM] 白衣の男「えーと……何だって?」/ [CLOSE] 「試験体のことでお話をうかがいたいと思いまして」 [CLOSE] 「ところで、この水槽がどうかしたのですか?」>白衣の男/ [EM] 白衣の男「あー試験体ねぇ。惜しいなぁ。本当に惜しい。僕が全力を尽くして育ててやったのに、逃げるなんて酷い」 [EM] 白衣の男「あんなに身体も変えてあげて、あんなに力を付けてあげたのに。何で逃げるかなぁ……」 [EM] 白衣の男「ああ、あのねぇ。ここがアレの家だったんだよぉ。僕が作ってあげたのに。逃げるなんて酷い」/ [CLOSE] 「なかなかうまくいかないものですよね、世の中は…」>白衣の男 [CLOSE] (さて、同情する振りでもしてこのまま試験体のことをべらべら独り言で喋ってもらいますかね…) [CLOSE] (目的は、試験体の情報を得ることですし)/ [EM] 「本当、うまく行かないよねぇ。アレを作った時はうまく行ったと思ったのになぁ」心底残念そうに言うと、水槽に頬をくっつけて嘆息する/ [CLOSE] 「まったく…どうやって逃げ出したんでしょうね?」>白衣の男 [CLOSE] (さて、どういう能力をもってるのか推測できたら良いのですが…) [CLOSE] 「なにか手段に心当たりはありますか?」>白衣の男/ [EM] 白衣の男「身体が大きくなって来たからねぇ。別の水槽に移し換えようとしたんだけどねぇ。その時にうっかり耳栓忘れちゃったんだなぁ」 [EM] 白衣の男「僕に懐いてくれてると思ったし、まさか、やられるとは思わなかったなぁ。酷いなぁ本当」水槽に頬くっつけたままでぶつぶつ。 [EM] 白衣の男「アレは水槽に入ってなくちゃ駄目なのになぁ。どうして逃げたんだろう。酷いなぁ」/ [CLOSE] 「耳栓ですか…なかったらどうなるんですか?」>白衣の男 [CLOSE] (ここが肝心のようですね…) [CLOSE] / [EM] 白衣の男「アレの言葉の言うなりになっちゃうんだよ。アレは言霊遣いだからねェ。貴重な貴重な海の乙女の力を移植したんだよぉ。大事に大事に育てたのになぁ。酷いなぁ」/ [CLOSE] 驚いたfuり「」 [CLOSE] 訂正:驚いた"振り"をして [CLOSE] 「セイレーンの力の移植ですか、素晴らしいですね、あなたの技術は…!!」>白衣の男 [EM] 白衣の男「そう!そうだよねぇ!僕は凄いよねぇ!」クローズの言葉に、彼の方へと顔を向けると、満面の笑みを浮かべ。 [EM] 白衣の男「なのに、逃げたんだよアレは……どうしてなんだろう。酷いなぁ」 [EM] 白衣の男「アレは逃げても駄目なんだよぉ。水槽に入ってないと、死んじゃうんだ。何度も言ったのになぁ。おかしいなぁ」/ [CLOSE] 興味津々と言った感じで「セイレーンの力を移植された側は、どういう生き物だったんですか?」>白衣の男 [CLOSE] 「おや、水槽にいないと死んじゃうんですね…」 [CLOSE] 「とはいえ、愛情を注いでも反抗期というものはありますしねぇ…親の苦労、子知らずといったところですか」と、苦笑して>白衣の男 [CLOSE] 「でも、どうして水槽にいないと死んでしまうのですか?」>白衣の男/ [EM] 白衣の男「普通の人間だったよぉ?まぁ、海水浴に来てた子供の中にちょうどいい感じで呪術を受けやすいのが居たからちょっと貰って来たんだけどねぇ。そりゃあもうすぐに適合してねぇ。僕も驚いたなぁ」再び水槽に頬をくっ付けて、思い出してうっとりしている。 [EM] 白衣の男「身体が変質してしまったんだねぇ。ずっと水の中に居ないと、身体の構成が解けてしまうんだよぉ。だから、一生水槽か特別な空間の中じゃないといけないんだぁ」 [EM] 白衣の男「そうそう。本当にそうだよねぇ。僕はこんなに愛情を注いだのに…」/ [CLOSE] 「めげないで、研究を続けてください」 [CLOSE] 腕時計を確認して「おっと、そろそろ時間ですね…」 [CLOSE] 笑顔で「いやあ、あなたのような素晴らしい技術者と会えたことに感謝しますよ」>白衣の男  [CLOSE] そして、 両手で握手を求めます/ [EM] 白衣の男「そうだねぇ。でもねぇ。僕はアレが一番だったんだよぉ。アレの為に水の研究もやって、一番良い環境を作ってあげたのにぃ……」 [EM] / [EM] 白衣の男「そう?本当にそうだよねぇ!うん。僕も君みたいな人に会えて良かったよ!ありがとう!!」水槽から離れると、子供の様な笑顔で握手に応えます/ [CLOSE] ぶんぶんと情熱的に握手をした後 [CLOSE] 「さすがにお気に入りは素晴らしいですね…!!」 [CLOSE] 時計をちらちら見つつ、名残惜し"そう"に [CLOSE] 「他には…どんな研究をなされていたんでしょうか?よろしければそれもお願いしたいのですが…」>白衣の男/ [EM] 白衣の男「んーそうだねぇ。血が武器になるヤツを作ろうとしたら身体が溶けちゃったりして失敗したりねぇ。骨を硬質化して鎧になるヤツは作ったけど骨が全身から飛び出してやっぱり失敗しちゃってねぇ……なかなか難しいねぇ。だから、アレは成功作で良かったんだけどなぁ」 [EM] 白衣の男「今度はアレの強化版を作りたいなぁ!また、どこからか材料を調達して来なくちゃあ!!」クローズの手をぶんぶんしながら答えました/ [CLOSE] 握手を続けながら「数多くの失敗こそが、成功を生むのですよ!そして天才とは負けずに努力を続けるもののことを言うのです!」 [CLOSE] 悔しそうに「名残惜しいですが…時間が来てしまいました…それでは私は失礼しますね…」>白衣の男/ [EM] 白衣の男「そうだよねぇ!僕頑張るよぉ。天才って良い響きだなぁ!!君もがんばってね!!」かなり機嫌良さそうに答えて、名残惜し気に手を離しました。/ [CLOSE] ではコレでシーンチェンジです/ [EM] はい/ [EM] ***第3幕 ささやかな幸福*** [EM] [場面] [EM] 目撃者その2=三木量が住むアパート [EM] [内容] [EM] 飛び下り事件の際に何が有ったのかを追及する。 [EM] [調査手段] [EM] 彼は何かを隠している。それを聞き出すには他の情報を駆使する事だ。 [EM] [NPC] [EM] 三木量/20歳。大学生。 [EM] 田口の同級生。大人しそうだが、何処か芯の強さを感じさせる。 [EM] 三木の住むアパートは、田口の家とは正反対の、今時珍しい共同風呂・トイレ・キッチンの古い物。 [EM] 二階にある彼の部屋へと向かうと、階段がみしみし音を立てる。そんなレベルだ。 [EM] 勿論、インターホンなんて物は無い。ただ、古い木の扉が有るだけです。/ [Mahiru] では、お二人からの情報を受け取った後、警察署から移動開始 [Mahiru] 部屋の前でドアをコンコンとたたきつつ、生物が何体いるかサーチ [Mahiru] 「すいません、三木さんのお宅でしょうか?」/ [EM] 部屋の中には一体しか居ません<生物 [EM] 三木「はい、そうですけど……」扉越しのくぐもった声が返って来ます。/ [Mahiru] 「田中明人と申します。本日は従兄弟があんな目にあってしまって云々」と、話初めは明人君と同じ [Mahiru] で、 [Mahiru] 「よろしければお話をお聞かせしていただきたいと思いまして」と〆/ [EM] 三木「田中の……っ?」中から驚いた気配と声がし。慌てて扉の所迄走って来る音がします。 [EM] そして扉が押し開かれ、中からごくごく普通の青年が顔を覗かせました。ただ、何か動きはぎこちないです。/ [Mahiru] 「大丈夫ですか?お身体が優れないようですが…」 [Mahiru] 「ここで立ち話をされるのもなんですから、部屋に入りませんか?」>三木/ [EM] 三木「あ、いや……大丈夫です。……どうぞ」真昼くんの言葉に首を横に振り、続いた言葉に中に入ります。畳敷きの6畳間です/ [Mahiru] 「では…アレがああいうことになった事件についてのお話を、お聞かせ願えますか?」座るよう促しつつ>三木/ [EM] 三木「飛び下り…の事、ですか……」ぎこちない動きで正座しつつ、呟く様に言って。しかし、真昼くんの顔はちゃんと見ています。 [EM] 三木「いつも、田中を含めた皆とは…その……正直に言いますけど、あまり仲が良くなかったんです。俺は普通に通学しているだけなのに、お前みたいなヤツは来なくて良いとか、優等生ぶりやがってとか……そういう事を顔を合わせる度に言われていて」 [EM] 三木「俺はアルバイトなんかで時間が余りないので、相手にせずに聞き流していたんですけど、あの日は教授が来るからと出掛けたら、帰りにばったり会って……ちょっと来いって屋上に……」/ [Mahiru] 「そうですか、それはアレ等が悪いですね。ご迷惑をおかけしたようで…それで、屋上で一体何が?」/ [EM] 三木「いつも通りに色々言われて……その時、つい言い返したら……」そこまで言うと、無意識な動きで自分の腹部に右手を当てる。/ [Mahiru] 「そうですか、申し訳ないことを…アレに代って謝らせてください」謝罪言葉をかけつつ [Mahiru] 「……ふむ、ところで。」 [Mahiru] 「田中君に話を聞いたところ、緑の髪の女が貴方のそばにいたそうですが。それにつきましては何か?」/ [EM] 三木「い、いや、貴方に謝ってもらう事は無いです…!」慌てた様子で首を横に振り。 [EM] と、真昼くんの言葉に大きく身体が震えて。 [EM] 三木「……何の事でしょうか」一息吸った後、きっぱり言い切った。/ [Mahiru] 「……もう一つ別口の情報によれば、その女性はある環境下でないと生きていけないとか」右手の指で髪を払い、雰囲気を少しずつ変えていく/ [EM] 三木「何を言ってらっしゃるのか、分かりません」やはりきっぱり言って。しかし、僅かに身体が震えている。/ [Mahiru] 「警察から頼まれていてね、『事件の解決』を。解るね?解らないのならこちらで処理を行う」/ [EM] 三木「……じゃあ、田中の従兄弟と言うのは嘘なんですね?」左手を強く握りしめて、真昼くんの顔をじっと見つめる。 [EM] 三木「解決なんて、もう無いです……もう、解決する時間なんて、もうない」一転して、弱々しい声で言って、顔を伏せる。/ [Mahiru] 「何だ、ある程度のことは知っているんだな。ところで…」 [Mahiru] 「アレを死なせない方法があるとしたら…どうするね?」腕を組みつつ、 [Mahiru] / [EM] 三木「……っ」はっとした様子で顔を上げるが、すぐに萎れる様に再び顔を伏せて首を横に振り。 [EM] 三木「彼女は、それを望んでいません……」小さな声で言った。/ [Mahiru] 「それは、会ってから決めることだな。」顔をこっちに向けさせ、「君はどうしたい?彼女を生かしたいのか、死なせたいのか。」/ [Mahiru] 「死なせたいならここで何もするな。生かしたいならついてこい。僕がどうするにしろ、彼女の命を諦めるなら、お前の関係はそこで終わりだ」/ [EM] 三木「それは……そりゃあ……生きていて欲しい」唇を噛み締め、両手を強く握ると、頷いた。/ [Mahiru] 「そうか、じゃあついて来い。最後の最後まで生にくらいいつくことだな。結果はどうあれ」/ [EM] 三木「はい……」もう一度頷くと、静かに立ち上がりました。/ [Mahiru] では、連絡入れてシーンチェンジしますね/ [EM] はい/ [EM] ***終幕フェイズ*** [EM] 時間:40分 [EM] 内容:退魔の時間、どうやって倒すのか? それが必要 [EM] ただし、アフターケアも忘れずに。 [EM] 三木の案内で訪れた場所は、大学の敷地内にある森だった。 [EM] そこは昼間でも影が濃く、夜ともなれば何も見えない様な場所。 [EM] ただ、そこに弱々しい何かの気配が有るのは、感じ取る事の出来る者ならすぐに分かる事だろう。/ [Mahiru] では、三木君を先頭に立たせながら進みましょう./ [Mahiru] 合流は完了済みということで/>EM [EM] 了解です。/ [CLOSE] 移動しながら「さて、三木さんの希望を再確認しておきましょうか。三木さんはどうしたいですか?」>三木/ [EM] 三木が手探りで森の中を進んで行く。 [EM] 三木「俺は……彼女はもう良いと言ったけれど、俺は生きていて欲しい。でも、彼女の言う家には帰したく無いです」>クローズ/ [CLOSE] 「では、お二人にも聞いておきましょう。識嗣さんに雷堂さんはどうですか?」>明人、真昼/ [Mahiru] 「目的は“事件の解決”なんでね、それ以外はどうでも」 [Akito] 「「クローズさんの話を聞いてると、絶対あんな“家”には帰したくないですね」>真昼、クローズ/ [Mahiru] 「まあ、彼の家くらいしか住む場所は無いでしょうがねー。その分君の労働負担が増えるわけだけど」>三木/ [CLOSE] 「水の確保には、風呂場は欠かせませんけどね。共同風呂の今の家では問題でしょう。」>真昼/ [EM] 三木「建築会社の人から、良かったらうちに来ないかって言われていた所なんです……彼女が助かるのならバイト増やしても俺は頑張れますよ」苦笑するが、何処かほっとした様な雰囲気に>真昼/ [Mahiru] 「んー、身体の構造変化が術による物で、基盤が人間ベースだったら…その必要自体を無くせるかもしれませんね。まあお試しですが」>クローズ/ [CLOSE] 「私は術に関しては、知っているだけで使えないですからね。そのあたりはお願いしますよ」>真昼/ [EM] そんなこんなやってる内に、三木が立ち止まり。「カナエ。カナエ、居るかい?」優しい声で暗がりの中に話し掛けます。/ [EM] すると、微かな物音と共に小さな影が現れて、木に隠れるようにして顔を覗かせます。 [EM] 足下迄有る黒髪と、真っ白なワンピース。と言うより手術服の様な白衣だけを纏った17、8歳に見える少女です。/ [Mahiru] 凛音「むー」と言いながら足をばたつかせている/ [Mahiru] 「あー、ところで彼女ってしゃべれる?」>三木/ [EM] 三木「いや…喋ったらどこかに影響が出るみたいで……俺は筆談で意思疎通してました」>真昼/ [CLOSE] 後方に下がって…こっそり耳に後頭部から生やした指で、耳栓をしておきます(後は表情や態度で判断するのみ)/ [EM] 少女は、知らない上に何か力を持っているらしき三人が居る事でかなり怖がっている様子です。木の陰から出て来ません。/ [Mahiru] 「ん、了解。」ペンですらすらっと文字を書き [Mahiru] 『カナエさんでしたね?どうもよろしく。単刀直入に言うと貴方の身体について連中から少し話を聞いてきたものです』と [Mahiru] ぽいっとメモを捨てる(ついでに、凛音の力を感染させて融合の度合いを調べておきます(人間と、そうでない部分の))/ [EM] カナエ「…………」黙ったまま、文字を読んでこくこくと小さく二度頷き。悲しそうな顔です。/ [CLOSE] 筆談の部分は、後方から分かる部分だけ見ておきます/ [CLOSE] ↑筆談の内容/ [Mahiru] 『貴方の身体を“戻す”、又は人間に近い状態にすることが僕は出来ます。まあ戸籍等の処理は出来ないんでその辺は彼と共同責任でどうぞ』/ [Mahiru] 『あと、人死が出たようですがその辺僕はどーでもいいので、これ以上被害が拡大しないのが目的ですから。お悩みになりたいならそれもご自分で』/ [EM] カナエ「………!!」今度は大きく首を横に振りました。そして今にも泣きそうな顔で木の陰から出ると、逃げる様に走り出します。かなり足下がおぼつかないですが。/ [Mahiru] 「さ、君の出番だ」三木の肩をたたき [Mahiru] 「始まりを告げるのは君の声だ。あとは僕等が行う。君は彼女をどうしたい?君は彼女に何を言いたい?」>三木/ [EM] 三木:真昼の言葉に一層真剣な顔になり。「カナエ…!俺は君に生きていて欲しい!俺は、君と一緒に居たい!!」逃げる後ろ姿に叫びました。/ [EM] カナエの走る速度が落ちた様です。/ [EM] では、そろそろ幕を閉じるべく頑張って下さい。 [EM] 牽制:明人 [EM] カナエ『来ないで……!!』高い声と共に、発動したセイレーンの力が拒絶となって皆の方へと流れて来ます。/ [CLOSE] 耳栓済みですが、効きますか?>EM/ [EM] 耳栓してたら効きませんね。/ [Akito] でしたら、携帯ゲーム機の中で休んでいた電精・ソニックバットと融合。 [Akito] サイバーな蝙蝠獣人になって超音波を発し、セイレーンの声を相殺して飛翔 [Akito] 回り込んでブロックします [Akito] 「君は、三木君と一緒にいて、楽しかったんだろう?」融合を解いて、人の姿で語りかけます/ [EM] カナエ「……っ!!」力が相殺された上、回り込まれたのに驚いてその場に座り込み、明人の言葉に両手で自分の耳を塞ぎます。子供がいやいやしている様です。/ [Akito] 「やっぱり、家族と一緒の方が良いよね?」と言って、視線を合わせて微笑みます/ [EM] 崩し:クローズ [CLOSE] 簡易耳栓済みなので会話は聞かずに [CLOSE] 「声が出なくて話せないなら、手話でも覚えることをお勧めしますね」>カナエ [CLOSE] 手話で。「こんにちは、今日は晴れましたね」としながら。 [CLOSE] 微笑して「と、こんな具合ですね」>カナエ [CLOSE] 「しかしですね…」 [CLOSE] 「例の5人が死んだことを、気にかけていらっしゃるようなので…」 [CLOSE] 「あまり気にしすぎないように。私が罰でも与えてあげますよ…!!」>カナエ [CLOSE] 虚無の眼で、足だけ動けなくし [CLOSE] そのまま走って接近し [CLOSE] 襟首を掴みあげ… [CLOSE] 「5人分ですよ。OKですね?」>カナエ(といっても、耳栓状態なので返答は聞きませんが) [CLOSE] 「1!」思いっきりビンタ [CLOSE] 「2!」さらに往復して一撃 [CLOSE] 「3!」またビンタ [CLOSE] 「4!」またまたビンタ [CLOSE] 「5!!」掴みあげた襟首を、さらに強く持って、きつい一発を放つ/ [EM] カナエ:元々肉体の耐久力が無いので、かなりの衝撃を受けて半分気絶している状態。声も出ません。/ [CLOSE] 丁寧に、地面にカナエを置きます/ [EM] 止め:真昼 [EM] カナエ:クローズの攻撃を受けてぐったりした状態です。/ [Mahiru] 「どうも、お疲れ様です黒須さん。」テクテクとカナエに向かって歩いていき、転がして仰向けにしつつ [Mahiru] 「ついでに言っておくけど、これでもまだ足りないと思うなら後で自分でどーにかするんだね。」 [Mahiru] 「後は知らん。“君等”で決めたまえ。」ちらっと三木を見て [Mahiru] テレパスでカナエへの三木に対する感情を増幅させることでこれから行う処置の補助をしつつ [Mahiru] 「身体構造の一部改変を、人間部分とそれ以外ののリンクを強制切断。除去。」>凛音 [Mahiru] 凛音「はーい、でもいいの?生き残らせちゃって」 [Mahiru] 「別に、連中からの依頼は曖昧だからな。」 [Mahiru] カナエの胸に手を当て、彼女を完全支配し、『人間としての部分』と『そうでない部分』を術による融合部位を含め、引き剥がして握りつぶします。 [Mahiru] / [EM] カナエ:身体から人間外の力が抜けた瞬間、びくん、と一度だけ大きく震えた後、緑がかっていた髪が真黒な普通の質感に戻り。相変わらずぐったりしていますが無事『ただの人間』になった様です。/ [EM] 三木「あ、あの……カナエは、大丈夫なんですか?」おずおずと、しかし居ても立っても居られない様子で、真昼に問い掛けます>真昼/ [Mahiru] 「知らん。僕は彼女を『人間に戻した』だけなんでね。」カナエには既に興味がない。 [Mahiru] 「“大丈夫”になるかどうかは君等でどーにかするんだね。」>三木/ [EM] 三木「人間に……それなら、死なないで済むんですね?」もう一度問いかけて、続いた言葉にはゆっくりと頷き。「どーにか、してみます」と真昼の言い方を真似した後、カナエの傍に移動して、その細い身体をそっと抱き上げます。/ [CLOSE] 分裂した部分を元に戻して、簡易耳栓を解除しつつ「さて、私はコレで戻るとします。事後の事件は発生しませんと報告しにいきますよ」 [CLOSE] 微笑して「では、これにて」>ALL [CLOSE] そして、現場から離れていきます(以上です)/ [Mahiru] 「どうも」くすっと笑い>黒須/ [Akito] 「お疲れ様でした」頭を下げる>クローズ/ [Mahiru] 「あ〜暑、マジ暑、ハイ仕事終わり〜」と言ってスーツの上を脱ぎます [Mahiru] 「お疲れ様です。ではまたBARででも」>明人 [Mahiru] とっとと帰ります/ [Akito] 真昼に一礼した後、最後に…三木君に連絡先を書いたメモを渡し [Akito] 「これからが大変だけど、俺が相談に乗れそうなことがあったら、連絡してくれると嬉しいな…頑張れよ」>三木、カナエ [Akito] そう励ましてから、こちらもスーツの上着を肩に掛けて歩み去ります/ [EM] 三木「あ、有難うございました…!」メモ受け取ると、深々と頭を下げ。それから、そっとカナエを抱き締めた。/ [EM] ***ささやかなオマケ*** [EM] それからしばらくの後。 [EM] 新聞の三面に小さな記事が掲載されった。 [EM] 十年以上前、海水浴に出掛けたまま行方不明になっていた少女が発見されたと言う物だ。 [EM] 少女は行方不明になってからの記憶が完全に抜け落ちてしまっている様だが、身体的には何も問題は無く、顔写真での照合後、両親とのDNA鑑定も経て完全一致した為、長い時間を経て自宅へと戻ったとの事。 [EM] また、彷徨っていた彼女を発見した大学生に少女の両親が非常に感謝しており、これも何かの縁ではないかとの言葉が添えられていた。 [EM] ちなみに、少女の名前は叶(カナエ)と言うそうだ。 [EM] ***終***