※このイベントはフィクションであり、  実在の人物、団体、事件などには一切関係ありません。   Sleeping Knights - 第2夜 友達と日記帳の夢 開幕 *****   準備フェイズ 数分   ***** 目的 出演フェイズ、閉幕フェイズの順番を決める。 2d6+2d6を振り、出演フェイズと閉幕フェイズの順番を決めてください/ 2d6+2d6 (Toybox) adele -> 2d6+2d6 = [6,4]+[6,4] = 20 2d6+2d6 (Toybox) ko-ji -> 2d6+2d6 = [1,5]+[5,1] = 12 2d6+2d6 (Toybox) kyuen -> 2d6+2d6 = [4,2]+[3,5] = 14   *****   開幕フェイズ 20分   ***** 目的 依頼人から聞いた依頼の内容を聞き、雑談をする。 ※依頼人から依頼内容を聞き終わり、依頼人が立ち去った直後からスタートします。 騎士が知っている情報は、【依頼内容】だけです。依頼内容に関する質問、今後の行動についての相談は行わないよう注意してください。 シエラ「…では、よろしくお願いしますね」 にこやかにお辞儀をしたシエラに挨拶を返し、騎士たちは「時の館」を後にした。/ 「自宅警備員…… おい、九園 自宅系瓶ってどんな仕事なんだ?俺はきいたことないんだが」と歩きながら問いかける/ 「え、ぁ、シエラちゃん…」「だー、もうちっと話したかったのに」 系瓶>警備員/ 「(マジで野郎どもと仕事とか終わってるわ…)」テンション明らかに低い/ 体のあちこちに包帯を巻き、右手で杖を突いた状態でよろよろしながら二人の後に続き剣の質問に答える 「自宅警備員…恐らく大きな自宅でそこを警備しているので自宅警備員…ということではないでしょうか?」/ ぶっと吹き出し「まんまじゃねぇか!がっはっは!」/ 服装は今日はあまりの熱さから黒のタンクトップにジーパン もちろん筋肉ではちきれそうだ!/ 「…うるせぇなぁ」後ろの二人の声が嫌でも耳に入ってくる/ 九園の状態をみて 「おいおい、九園大丈夫かよ。お前がそんな怪我負うなんて考えられねぇな。あんなすげー力もってんのに」/ 「おーい そこの不機嫌そうなやつ。お前さっきも占い師のねーちゃんしか食い入るように見てなかっただろ。これから仕事をする仲間の顔と名前くらい覚え解け」 「はっはっは、力を持っていても私はまだまだ未熟者、以前修行の身ですから…式達も大分怪我をさせてしまいましたからね」乾いた笑顔で/ 「俺は武田剣 剣でいいぞ。お前は?」/ 「(…つーか、自宅警備員ってニートだろ)」「(駄目だ、こいつら。俺がしっかりしないとシエラちゃんが困る)」/ 「はぁ」 「おっさん、さっきも自己紹介してただろ」「源光司だ。」 「おっさんらと仕事するのは」「ひっじょーに」 「不本意だが。」「シエラちゃんのためだ。よろしく頼む。」/ 「よろしくな コージ。正直で非常によろしい(笑) ま、どんなやつと一緒であれ仕事をこなして初めて一人前だぞ。若者よ」 「なんつってな!!!がっはっは!」と大口開けて笑う/ 面倒くさそうに頭をかきながらも、後ろを振り返り、真剣な目で/ (女性の式でもつれて来ておけばよかったかなぁ)とぼんやり思いつつ「私は八百重九園、よろしくお願いします」深く頭を下げる/ 「お前 女好きだろー。ま みてりゃ分かるんだが。確かにあのシエラってねーちゃんきれいだもんなぁ。俺は会うの2回目だが」/ 「ぁあ、わかってるよ。おっさん。」<どんなやつと〜 「…あと自宅警備員っつーのはニートの事だよ」/ 「ニートってのはどんな仕事なんだ?コージ」(最近まで裏家業だったのであまり通じていないのです)/ 「にーと?…あぁ最近流行りのやつですね」にこにこ/ 「あぁ」>九園/ 「「おっさん」か!まぁそう呼ばれてもおかしくない年だな!がっはっは!」/ 「だがそれを言うならこっちの方がよっぽどおっさんなんだぞー?な、九園」/ 「おっさんも、顔色悪いにーさんも大丈夫かよ」「ニート、って要は無職だよ」/ と九園の肩に手をぽんと置く/ 「いい歳して無職か〜」ぼ〜っとしながら小さい声で「昔も今もあんまり変わらないのですね」と苦笑い 剣を見てはははと笑い「私の場合はおっさんと言うよりお爺さんですよ」にこり/ 「無職……ってーことはただ飯ぐらいのでくのぼうってことか……!あーそいつは許せねぇな……がきって年齢でもないんだからな……!」と少し険しい顔で吐き捨てる/ 「だよなー年の桁四桁いってるしな(笑)」/ 「…まぁ、どーでもいーよ」<二人の年齢 「あぁー、早く終わらせてシエラちゃんとお茶したい…」とおいめ/ 「俺のみたところあのねーちゃんは仕事一筋の仕事人間だぞ。あきらめたほうがいいと思うがな〜」と腕をくんで少しあきれ声/ 「お茶ですか?なら私もご一緒しようかな、お金は私が払いますよ」左手をぶらぶらさせながら/ 「あぁ、おっさんはそーだろな」冷めた声で、指摘は気にもとめない/ 「おいおい俺のことについて言ったつもりじゃないんだが…… だめだありゃ目標定めたらとまんねーやつだな。ま、当たってくだけろだ。良い経験になるだろうよ。さてそろそろいくかね」 と背中の包みをがしゃりと鳴らして目的地に向かう/ 「にーさんは早く病院に帰んなよ」やれやれ、といった感じで変わらず歩を進める/ 「そうですね、では行きましょうか」にこにこ/   【終了宣言】 かくして、騎士達は依頼を果たすべく行動を開始した。 *****   出演フェイズ(90分/1シーン30分)   ***** 目的 シーン開始後に提示されれる目的を達成するためのロールを行う。   *** シーン1:光司 高村家 *** 目 的:関係者から話を聞く(説得材料を集める) 能 力:限定(威力) 家の中で暴れてはいけません。 NPC:  高村 千枝子(たかむら ちえこ)  強の母親、67歳。昨年亡くなった夫の遺産と年金で強と2人暮らし。  働かない一人息子を責められないでいるが、立ち直って欲しいと願っている。 状況:  騎士はシエラの情報から、クライアントの高村千枝子を訪ねる。  昭和の時代を感じさせる家に着くと、早速洋間に通してもらった。  どうやら強は外出中らしい。玄関には確かに女性用の履物しかない。  出されたお茶を一口飲んで、騎士はまず強の話を切り出した。/ 「あー、と」「早速仕事の話で申し訳ないんですけど」 「息子さんの詳しい状況、教えてもらえますか?」 「一応シエラちゃ、」「…さんから話は聞いてますけど、クライアントから詳しく聞きたいんで。」 話しながら顔色を伺う/ 千枝子「強はねえ…ずっと塞ぎこんでしまって。生きるのが怖いって何度も言ってましたよ」 自身もお茶を持って、遠くを見るように湯のみを見つめる。 千枝子「日中はぱそこんでずっと何かを見ていて、部屋から出てきません。 千枝子「週に一回だけ、近くのスーパーには買い物に行って、食料品とか買ってくるみたいで。 千枝子「わたしが作った料理も食べようとしないで… 千枝子「でもきっと、私に負担かけまいとしてるんでしょう…」/ 「……」 「…お茶、美味しいですね」何かいたたまれない気分になり、笑う 苦笑いに見えてしまっただろうか 茶器を置くと「そういうふうになったきっかけとか」「何か思い当たるフシはありませんか?」/ 千枝子「…強はねえ、警備員やってたんですよ」 少し笑顔になり 千枝子「すごく正義感の強い子でね、とてもやりがい有りそうでした。 千枝子「それが3年くらいして…」 急に顔が曇る。 千枝子「仕事で、大怪我を負ったんですよ。それはもう、死ぬかと思いました。意識が3日も戻らなくて。 千枝子「やっと戻ってからは…そう、毎日震えてましたね。 千枝子「外に出られるようになったのも、ここ1ヶ月くらいのことなんですよ」/ 「……」 「(予想以上に重い…)」困ったように頭を書きながら 「あまり思い出したくない事聞いちゃって、なんか、すんません」 先を訊く気にもなれず、とりあえず頭を下げる/ 千枝子「いえいえ、若い人がこんな息子の話聞いてもつまんないと思ったんですけどねえ」 少し笑ってお茶を飲み、 千枝子「主人を亡くしてから、私がどうにかしなきゃって思ってましてね。 千枝子「そのせいか…変な夢見るんですよね。 千枝子「それであの占い師さんのところに聞いてみたのですよ」/ 「…はぁ。」 言葉を探し、つい空になった茶器を口に運ぶ 「っkd」 ↑訂正 「ご主人が亡くなられたのも最近なんですか?」/ 千枝子「主人が亡くなったのは昨年です。そのあたりから、ぱそこんにのめりこんでしまいまして」 千枝子「でも私は、それでも何かやりがいがでてきたのはいいことだと思って。 空になった湯のみにお茶を注ぎながら 「ぁあ、すいません」 「…部屋の中で何やってるか」「…なんてわかんないですよね」 「あー、っと」「外に出る時は一緒に買物に行ったりしないんですか?」/ 千枝子「部屋には入らないことにしてるんです。だって、親に見られたくないことって多いでしょう?」 ちょっと苦笑しながら 千枝子「買い物も心配だったんですけど、ついてこなくても大丈夫、って言ってたので…」 「……そうですか」 「(過保護、といってしまえば、そうなのかもしれない)」 「(でも、こんな状況だったら、そうなるのも無理はないのか)」 「(なんかおかしいのに)」 「(…言葉が、出てこねぇ)」 「とにかく」 「相談してくれて、良かったです」 「息子さんは正直、社会的には好ましくない状態でしょう」 「…それは、俺が何とかします」 「チエコさんは変わらず、帰ってこれる場所で居て下さい」 「お茶美味かったです」席を立つ/ 帰ってこれる場所、という言葉に思わず感動し、抑えていた涙が溢れ出す。 千枝子「…はい、…はい、ありがとうございます。よろしくおねがいします。私ができることならなんでもしますから…」 むせび泣きながらも、光司を見送る/   *** シーン2:九園 裏境市北警察署 *** 目 的:関係者から話を聞く(説得材料を集める) 能 力:精密 迂闊な行動は怪しまれます。 NPC:  日比野 寿明(ひびの としあき)  中肉中背の39歳、事件担当の巡査長。目の下には濃いクマができている。  街の至るところで連日犯行予告が続いており、今日はこの警察署に爆破予告があった。  またかと思いつつも無碍にできず、相当疲労が溜まっている。 状況:  最近の犯行予告の詳細を調べるため、警察署に向かった騎士。  道すがら、千枝子から聞いた強の過去話の連絡を受ける。  それも警察で少し聞いてみる、と返した騎士は、  物々しい雰囲気で何人もの警官が立つ署の入り口でK-Phoneを閉じた。/ 「ここが警察署か…」あたりをキョロキョロと見渡して一旦目立たない物陰に移動する 「さすがに今の格好では怪しまれそう…」そう呟きながら人型の紙をひょいと投げる ボンと煙が上がるとそこには爽やか系の好青年(もちろん黒い和服)が立っている 「とりあえず、私の孫と言う設定で合わせてください、いいですね?」 「では行きましょう」そういって警察署へ突入/ 近づいてくる怪我だらけの人物に気づいた警官が呼び止めます。 警官「何の御用でしょうか?」入り口まで行かないところで、一般人と判断して対応/ 式・白(はく)「え〜と日比野 寿明さんは居ますか?うちのおじーちゃんの知り合いとかなんかで何か用があるみたいなんですよ」にこっと爽やか笑顔 すかさずそこに能力3で「疑心」を封じます/ すると警官はなんの疑いも持たずに案内します。 警官「はい、日比野巡査長ですね。こちらです」 物々しい雰囲気の中、すんなりと警察署に入れました。一室に通され、 警官「只今お呼びします。少々お待ちください」と、部屋を出ていきます/ しばらくすると、中肉中背の男がやってきました。「この忙しいのに…」などとぶつぶついうのが聞こえます/ とりあえず「疑心」を封じておいて 白「あ、こっちの怪我だらけなのは僕の兄で、数日前何者かに襲われたんですよ…」と暗い顔をし すぐに元の顔に戻り白「それで最近の犯行予告、これが何か関係があるんじゃないかと思って日比野を尋ねたんです!」 白「どうか!犯行予告の詳細を教えてくれませんか!もしかしたら兄を襲った奴かもしれないんです!どうしても許せなくて…お願いします!」白くんの迫真の演技/ 日比野「なんだって!それじゃ被害者か!予告はあっても1件も被害が出てない状況だったんだ。何かつかめるかもしれねえ!」 咥えようとしていた煙草も取り落とし、クマの濃い目を開いて驚く。 日比野「もうここ1ヶ月くらいずっと、イタズラかと思うようなものから何から色々あってな…」相当疲れてる模様/ 日比野「こっちこそ、お前さんの状況が知りてえ。その傷だと昨日か、もうちょい前か。ちょっと履歴持ってくるわ」席をたとうとします/ 白「あ、ちょっとまってください!」呼び止めて白「とりあえず今知っている情報をもらえませんか?もしそれに兄の件に近いモノがあれば情報収集もしやすいと思うんです!」/ 日比野「ん?今の状況か、まあファイル持ってくるわ」眠い頭であまり考えが及んでいません しばらくして日比野が手書きの書類の挟まったファイルを持って来ました。 日比野「まあ、これみりゃ色々わかるんじゃねえか?」/ 白「おぉ!ありがとうございます!」そして横から今まで黙っていた九園が口を開く「日比野…さん、私は…犯人の顔と特徴をぼんやりとですが覚えています」とても辛そうに声をしぼりだす 日比野の手を掴み「わかっている限りの情報を見せてもらえませんか?…私が見ればこの事件を解決に導くこともできるかもしれません」/ 日比野「おう…おうよ。頼んだぜ」ケガ大丈夫か?と思いつつ ファイルには、1ヶ月ほど前からの犯行予告が載っており、連日何かしらの予告があるが実際に起きているものは皆無であるとわかります。 今日の犯行予告は昨日メールが来たものであり、この警察署を16時に爆破する、というものでした。 メールの宛先は外国からのフリーメールのようで、追跡できていません。 「ふむ…爆破ですか…」と独り言を呟きつつこの情報を残りの二人に伝えておきます/   *** シーン3:剣 犯行予告日記 *** 目 的:本人から話を聞いて夢魔からの自立を促す 能 力:限定(秘匿) 住宅街のため、近所迷惑にならないように。 NPC:  高村 強(たかむら つよし)  痩せぎすの32歳。2年ほど前に警備員をして、入院生活を余儀なくされたことがある。  週に1度、近くのスーパーに買物に行っては1週間分の食料を買って帰ってくるようだ。 状況:  スーパーの袋を持って、若干挙動不審気味に歩く高村を見つけた騎士。  警察署の情報を受けしばらく尾行していると、あたりをキョロキョロとしはじめた。  そしてポケットから手帳を取り出し、パラパラと捲ると目当てのページで手が止まる。  歩きながらそれを眺める高村の目は妖しく光り、口元が悪魔のようにニヤリと釣り上がる。  周りに人気のない事を確認し、騎士は歩みを進めた。/ こーじの情報から事情有りと知る。 (大けがをしてその影響で仕事ができなくなった……か。ただの怠けだと考えてたのは悪かったな。だが……) 「そこでじっとうずくまってるままじゃ何も変わりゃしねぇぞ」とぼそっと独り言 でっかい体をなんとかだましだましで隠しながら尾行を続ける。 「しかし、なにやってんだあいつ……なんかの犯罪予告となにか関係があることしてんのか?」 「ずっと尾行してても拉致があかねぇな。いっちょ当たってみるかね」 「おい、そこのお前。道の真ん中でなにをにやにやしてやがる?」/ と近づきながら声をかける/ 剣の声を受けて、それこそ驚いて飛び跳ねる猫のように、相当驚いたのかその場で尻もちをつく高村。 先ほどの表情は微塵もなく、困惑と恐怖と混乱が渦巻いていて、声を出そうにも出ない様子だ/ 「鳩が豆鉄砲くらったみたいな顔してんじゃねぇよ。なさけねぇ。男だろ。 ほら立てるか」といって手をとって立たせる (ははーん この表情だとやっぱ関係があるな)と手帳のほうにも目をむけておく/ 立たせる隙をついて手帳をさっととります/ 手を取られて立とうにも立てない様子だったが、手帳を取られて 「…!か、返せ!」と向かって来ました/ 「これみてなーににやにやしてたんだ?きれーなねーちゃんの連絡先でもかいてんのか?がっはっは!」 向かってきたのを軽くいなして足をひっかけころばせる 「おーおーちったぁ男らしいとこもあるじゃねぇか。その意気やよし。だがこっちも仕事なんでな ちーっと中身をみせてもらうぜー」 といって手帳の中身をぱらぱら見る/ 手帳はシンプルなビジネス手帳のようで、日付ごとに余白があって予定を書き込めるようなもののようですが 1ヶ月ほど前までは白紙で、それ以降、犯行予告がびっしりと綴られています。/ 「おーおーびっしり予定が書いてやがる。ろくでもないのばっかりだがな」 「おい高村強、お前どうやってこの予告を警察相手にだしていたんだ?しょーじきに答えたほーがみのためだぜ。んー?」 といって転んだ強の顔の目の前で かがんでご自慢の髭強面をずいーと見せつける ついでに体も/ 息を呑むように悲鳴を上げて、わたわたしています。 高村「し、知らない!知らないうちにそうなるんだ!」逃げようとしてもがきながら叫びます/ 「ほらほらおたおたすんな。さっきの威勢はどうしたんだよっと」といって強の肩を両手でがっしりつかみずいっと向き合わせ目を合わせる 「知らない?だがお前はその手帳に書いたことが予告となって警察に届くことが分かって書いていたんだろうが!それはな、れっきとしたお前自身がやったことなんだよ!下手な言い逃れをするんじゃねぇ!」 と一喝 (やべ、少し声が大きすぎたか……)/ 「自分の出した詐欺予告で警察がわたわさすんのがそんなおもしろかったか!あぁ!」/ 学校帰りの学生が数人、何事かと思って剣たちを見ます(住宅街の下校時刻です) 剣の言葉を受けて、観念したように高村が力を抜きました。 「…ああ、面白かったよ」ボソリと呟きます/ 「……そうか。そりゃぁよかったな!」といってデコピンでおでこをピンと(剣的に)軽くはじく でも一般人にとっては割とすごい衝撃 「この馬鹿野郎が!親を悲しませるようなことをしてんじゃねぇ!お前の事を思って毎日を過ごしてる母親の気持ちはどうなるんだ!がきじゃねぇんだからそれくらいちったぁ考えろ!」/ 高村は額に衝撃食らって少し吹っ飛び 女子高生「(今、人がとんだよね!?) 女子高生「(あの人やったの!?でかいし、なんかすごくない? 女子高生「(最近出てる犯行予告って、もしかしてあの人とか? 女子高生「(えー!それやばくない!?)」ヒソヒソ 額を抑えてうずくまりながらも、母親のことを反芻します/ 女子高生は横目でギンッ!とにらみつけて散らせます すごい目力です 「強……あのな、お前の事情は知ってる。すぐに立ち直れるようなもんじゃないってこともな」 「だがな、それでろくでもねぇことに手を染めて、落ちるとこまで落ちちまったらどうするんだ?お前を支えてくれている母親はどう思う?」 「今まで当たり前だと思ってかもしれないけどな、お前は支えてくれる家族がいるだけ、いないやつより何倍も何十倍も恵まれているんだ。それを忘れるな」 ふうーっと息をついて 「ま、ちっとこっちも熱くなっちまったな。悪かったよ、強」 「それにお前がこんなこと(犯罪)に手を染めたのは、お前だけのせいじゃねぇんだ」 「お前のその弱さにつけこんだ存在がいるってことだよ。最近、なんかおかしな夢を見てるだろ?」 「俺は、いや、俺と仲間達は、その存在をなくすためにお前に会いにきたってわけよ」 「つけこまれるお前が悪い部分もあるが……そいつが多くの原因なのは確かだ」 「まっさらな頭と体になって母親のところに帰ろうぜ。なぁ強……」 といって強の頭をぽんぽんしながらシエラの館まで連れて行きます/ 女子高生たちは剣の視線を受け、慌てて逃げ出しました。 高村は倒れたまま剣の話を黙って聞いていましたが、夢の話でぴくりと反応します。 「友達が……」そう呟いたままあとは何も喋らず、 しかし剣には素直に従い、着いていきます/   【行動結果】 かくして、騎士たちは対象者の説得に成功し、夢魔を倒すため対象者と共にシエラの元へと向かった。   *****   終幕フェイズ(目標70分)   ***** 目的 夢魔(夢喰)を倒す。 薄暗く広い瞑想室の中央に置かれたリラックスチェア。 緊張気味な面持ちで横たわる男の耳元で、占い師の衣装に身を包んだシエラが何事か囁くと、すっと眠りに落ちてしまう。 シエラ「準備は整いました…皆様も、眠る体勢になって目を閉じてくださいませ」 騎士たちは各々眠りにつく体勢をとり、目を閉じる。 シエラ「それでは、参ります」 シエラが閉じていた掌をゆっくり広げると、彼女を中心に波紋が広がるように、世界が揺らめいた。 目を開けた騎士の前に広がるのは、のどかな青空と、グラウンド。小学校校舎裏で伸びている大きな木が、葉を湛えて風に揺れている。 その木の根元で眠る高村と、そばで腰を下ろしてノートをめくっている少年がいた。 友達が昼寝をしているからそれを邪魔しないようにしている、という体だが、高村の姿は大人だ。 少年「……起こさないでよね。静かに寝てくれてるんだから、さ」 独り言のように静かに呟いて、ノートをパタリと閉じる。 シエラ「我、夢の深淵より覚醒を促す。[高村強]の名を以って、彷徨える彼方より此方に来たれ!」 凛と響く声に促され、高村は目を開ける。心地良い風と、ニッコリと微笑む友達。 まさかとは思うが、「これ」がそうなら――― 少年「まだ眠っていていいんだよ……永遠にのぅ」 そう語りかける少年の目が紅く光り、伸ばしてくるその手が、みるみるうちに干からびて皺が寄る。 一変して老人の姿となった夢喰に小さく悲鳴を上げた高村は、腰が抜けたように尻餅をついて後ずさる。 夢喰「キシシシッ お主の残された生気も吸い尽くしてやろうぞ…!」/ □牽制(反撃):光司 □崩し:九園 □止め:剣 「ッ!」状況はあまり飲み込めないながらも、 目の前の光景にがむしゃらに駆け出す 「てめえが元凶かっ」 「させるかよ、っと!?」 何の力も纏わない彼が殴りかかろうとする 普通なら異形の夢喰に止められそうな程の拳 が、直前で運悪く、いや、運良く足を滑らせ、腹に頭突きを食らわせる格好になる/ シエラ「高村さん!」思わず叫んで「(えっと)コージさん、大丈夫ですか!?」一つ礼を言って高村と光司のそばへ駆け寄る。 夢喰「ぐがっ…!?」強烈な頭突きにのけぞる/ 訂正:礼を言って→声をかけて/ 「…っ痛ぇ〜」無様な格好ながらも身体を起こし 「シエラちゃん、まだ来ちゃ駄目だ」 夢喰の反撃に対抗する術もないが、シエラと高村の前に出る/ シエラは息を呑んでそれに従います。/ 次九園さんどうぞ/ ふふふと笑い「ここは夢の世界…貴方の空間ですよね?残念ながら限定された空間を扱う事に置いて私の右に出る者は居ません」 右手の杖でポンと地面を叩く、周囲の木や地面が歪み触手のようにうねり夢喰を縛り上げる その触手で強さんとシエラさんを優しく掴み安全な所へ移動させる 「残念でしたね」不敵に微笑む/ 夢喰「何!?こ、この世界を…ぐぅぅ…」縛り上げられて声が出ないが 夢喰はその顔を先ほどの少年に変えて 夢喰「つよし!た、たすけてくれよ…!」とだけ何とか叫ぶ 高村はそれを見て困惑しているようだ。/ 最後マッチョで〆ちゃってください!/ 包みをぶんとふり、無骨な塊の姿を晒す それを思い切り地面に突き立て、吠える! 「強ぃ!惑わされるんじゃねぇ!!!!」 「この世界から見るにお前は、過去にもどりたいか、なにかがあったんだろう」 「だがな、過去は過去でしかない。それ以上でもそれ以下でもねぇんだ!」 自分に言い聞かせるように言葉を紡ぐ 「お前の今の状況はおせじにもほめられたもんじゃねぇ。幸せだったころに戻りたい気持ちは分かる」 「だが、そこでじっとしていてお前にとってなんになる!? なんにもならねぇだろうが!!」 夢喰を指して 「こいつはお前の過去だ。お前が帰りたかった過去の象徴だ。俺がそれをいますぐに断ち切ってやる」 「お前のやったことは、何一つろくなもんじゃねぇ。だがな、お前は、俺と違ってまだ引き返せる。まっとうな人生が歩めるんだ!」 俺と違って のところは無意識のうちにでた 剣を地面から抜き去り、ぶんとふり構える! 一転して静かな口調で 「強、家族は大切にしろよ!世界に一つしかないんだからな。失ってから後悔してもおせぇぞ!!」 「よく言うだろ、親孝行したいときに親はなしってな!お前もいい年なんだからこれが終わったら、母親の肩の一つでももんでやんな!」 「それじゃいくぜぇぇ!!!」 剣を地面に平行に構え、すさまじい勢いで飛び出す! 強だけでなく自分の過去もふりきるかのような勢いで 「くたばれぇ!!!」 といって思いっきり腹に突き刺し さらに上に剣を振り上げ、上半身を真っ二つにぶったぎる! その後、自分の剣を思い切りふり、血糊をびしゃっと落とす  / 少年の顔をしていた夢喰の表情が恐怖に歪む。 夢喰「つよし!つよしぃぃぃぃぃ!!!」 高村は頭を抱えるが、剣の言葉に目を開く。 高村「オレは・・・ボクは」 詰まってしまう高村に、シエラがその先を促す。 高村「ボクは、おまえなんかいらないっっ!!!」 九園の創りだした触手ごとめり込んだ腹への衝撃に、引きつった夢魔の表情が苦痛にゆがむ。 夢喰「ァぁぁぁぁぁ!!!」断末魔の叫びを上げて、大量に血を噴き上げながら、 さらさらと、その鮮血ごと塵へとかえっていった。 「過去になにがあったとしても……たとえ、なによりも大切な存在が待っていたとしても……俺には「今」がある。「今」……あるんだ―――」 といって剣をぶんと背中にがしゃんとさす だれかの顔を思い浮かべているのだろうか。どこか想う表情をしながら/ 「過去…ですか…後ろには思い出しかないと分かっていてもそれにすがりたくなるのは人の性なのでしょうか」どこまでも広がる夢の青空を眺め呟く/ 「…ふぅ、終わったなー」一部始終を見届け。 「いや、始まりか」 「おーぃ、高村さんよ」 「帰ったらハロワ行こーな」にっ、と満面の笑みで 「んで、シエラさんは俺と(以下略」/ 光司の言葉をスルーして、彼女は空の向こうが徐々に白んでいくのを見つめていた。 シエラ「ではみなさん、一寸目を閉じてください。夢の世界から抜けます」 騎士たちがただ瞬きをすれば、そこは元いた瞑想室。 夢から醒めた高村は、ただ涙していた。   剣が持っていたはずの手帳は、いつの間にかどこかに消えていた。 どうやら消滅してしまったらしく、これで犯行予告に関する証拠は消えたことになる。 「手帳は消えた……か。ま、いいか。俺はなにも見なかった。そういうことだ」 「強……幸せなれよ」 「こーじの野郎は……まぁ案の状だな。ま、あいつのことだ、すぐに次を見つけるだろ」/ 「これで良い方向へ進むことができるといいですね」ぽんと強の肩にてを置いて 「人の歩みを進めるのは、希望ではなく意思です人の歩みを止めるのは、絶望ではなく諦めです、しっかりと意思を持ってあきらめないでください」柔和な笑顔を見せる 「さて…警察の方どうしましょうか…まぁ…ほっといていいかな」/   【後日談】  高村はパソコンで巨大掲示板などの犯行予告に関する周囲の反応を楽しんでいただけのようで、 犯罪者は闇に葬られた形となり、その日から犯行予告もなくなったという。 高村は誠心誠意千枝子に謝り、母はただ息子を許した。 人見知りが酷かった高村だったが、どうやら行きつけのスーパーで働き始めたらしい。     Sleeping Knights - 第2夜 友達と日記帳の夢 閉幕