※このイベントはフィクションであり、  実在の人物、団体、事件などには一切関係ありません。   Sleeping Knights - 第3夜 観葉植物と枕の夢 開幕 *****   準備フェイズ 数分   ***** 目的 出演フェイズ、閉幕フェイズの順番を決める。 2d6+2d6を振り、出演フェイズと閉幕フェイズの順番を決めてください/ 2d6+2d6 (Toybox) yu- -> 2d6+2d6 = [1,4]+[6,5] = 16 2d6+2d6 (Toybox) Mifuyu -> 2d6+2d6 = [6,2]+[5,1] = 14 2d6+2d6 真昼&りんね (Toybox) kuro -> 2d6+2d6 = [5,2]+[2,5] = 14 イベントの流れは http://www40.atwiki.jp/majyusupo/pages/93.html 参照です。   *****   開幕フェイズ 20分   ***** 目的 依頼人から聞いた依頼の内容を聞き、雑談をする。 ※依頼人から依頼内容を聞き終わり、依頼人が立ち去った直後からスタートします。 騎士が知っている情報は、【依頼内容】だけです。依頼内容に関する質問、今後の行動についての相談は行わないよう注意してください。 シエラ「…では、よろしくお願いします。あと、これを」 挨拶とともに数人の大人用の着替えが入った大きめの紙袋を渡され、 未だに疑問の残る表情の騎士たちは、終始顔を赤らめていたシエラと「時の館」を後にした。/ 「可愛らしい依頼人だなぁ」くすくす、と笑ってシエラの恥ずかしげな表情を思い出している/ 今日はいつもと違い装飾が少なめの服を着て、年齢が高めに見えるような化粧をしている 「とりあえず、年齢を気にされていたみたいなので。多少年齢高めに見える格好で来てみましたけど 着替えの紙袋ですか…、なんに使うんでしょう」/ 「可愛いのは同意だけど、TPOは弁えて欲しいね、まったく。」 普段通りの仕事着(黒スーツ)凛音も同様だが、態々髪型をツインテールにしており、霊体なのを良い事に背伸びした幼げな少女、といった感じになっている。 凛音『…………』/ 「えぇ〜、だって何で彼女があんなに恥じらってたのか気になるだろ〜?」完全に勘付いているのに、あえて振ってみる/ 凛音『デリカシーの無い女は嫌われるわよ?』ツインテールをくるくる指で回しながら、つまらなさそうに>有希/ 「きっと服が要るような状況なんだろうねぇ」「人前で名乗れない、って言ってたし☆」<何に使う? / 「夢魔だそうですし、私達の年齢気にするということは、フロイト先生出番ですということでしょうね」 袋の中身を確認して 「ふむ……」(場合によっては誰かを着替えさせる必要があるということかしら) 「とりあえず私が持っておきますね」(仕事で着替えさせるの慣れてるし)/ 「状況から類推すれば、わざわざそうやってカマかけて反応楽しむような事は不要だろ。弄るなら仕事でなく、プライベートでやりなさい」※ちなみにスーツ着てれば、年齢相応にしっかりした容貌に見えます>有希/ 「凜音ちゃんに嫌われてなかったらいいよん♪」<嫌われる〜  外見は今時の大学生風。 しかし、溢れ出る狂気と陰気は妖艶さを感じさせる/ 「これからバラける都合上、聞き込み対象に合わせた服を持っていった方が良くないですか?」>美冬/ 「とりあえず、二人で分けて持って行きなよ」「私はいつでも好きな服とってこれるからさ?」 瞬時に着ている服を変え、転移の能力を見せてみせる/ 凛音『んー、まあ貴女の事は嫌いじゃないわよ』まるっきり関心の無さそうな風に答える/ 「男女2着づつありますけど、じゃあ一応それぞれ1着ずつにしておきましょうか」/ 「ええ。」<服 「ああそれと、月島さん」/ 「はい、なんでしょう?」/ 「調査や夢などで女性に不快なモノがあるかもしれませんので、お気をつけて。余りにも耐えられなさそうなら他に振っても構いませんので。その程度の余裕はありそうですし」にっこりと、下心の無い紳士の笑み/ 「お気遣いありがとうございます」にっこり「じゃあそろそろ行きましょうか」/ 「わかってるよ。オシゴト♪オシゴト♪」>真昼  「ええ、了解です」 凛音『はーい』/   *** シーン1:有希 ブランシュ・ネージュ *** 目 的:関係者から話を聞く(状況を確認する) 能 力:限定(威力) 壊さない、怖がらせないなら何をやっても良いです。 NPC:  今井 祐三(いまい ゆうぞう) - 失踪者の一人  水泳のインストラクターだったが、今は大森家の別荘で家長のような立場になっている。  髪の長い20代後半のスレンダーな女性のようだ。 状況:  向かったのは真っ白なお城の外装のラブホテル。  騎士は若干呆気に取られていたが、人の気配を察し慌てて物陰に隠れる。  閉まっていた車庫のシャッターが開くと、女性2人が抱擁していた。  バスローブ姿のままの女性は20代後半くらいか。おそらくあれが今井だろう。長い髪はまだ濡れている。  赤いスーツを着こなしたもう一人の美人の女性はシャッターが上がりきると離れ、颯爽と車に乗り込んで去っていった。  それを名残惜しそうに見ていた女性は、そーっと外を見回して、どこか落胆したようにホテルに戻っていった。  辺りを確認して近づくと、ドアが少し開いている。  騎士はひとまずノックして、様子を伺うことにした。/ 「(夢魔とはいえ、典型的だなぁ〜。)」 大人しく、ノックしたまま外で様子を伺う/ 中で少しびっくりしたような気配がして、 今井「…はい」と、か細い声でドアを開ける。 そこにいた有希が女性であると判断して、明らかに安堵の表情になる。 今井「…どうぞ。………ちょっと、散らかってますけど…」 と、中に招き入れると、有希には先刻までの情事を容易に察することができた。/ 「お楽しみのところ、御免なさいね?」くすくす、場慣れた様子で語りだす 「御相手の『彼女』とはどういう御関係で?」 ずかずかと土足でココロへ踏み入るように尋ねる/ 今井「……私の…いえ、えっと、俺の、不倫相手です」ものすごくバツが悪そうに 今井「彼女の行ってた水泳のインストラクターをやってたんですけどね。そこで関係持っちゃっって。 今井「それが、一晩寝たら、・・・この有様さ。信じてもらえないかもしれないけど、男なんだ、俺は」 若干頬を赤らめつつ、バスローブ姿で手を広げる/ 完全に女性の身体ですか?/ 調べてみればわかりますがw,完全に、しかも若い女性の体です。/ 罰の悪い様子をひと通り鑑賞し、満足したのか、にや、と笑って 「わかるよー。私もノーマルよりアブノーマルな方だからさ☆」 「恥ずかしがらず、包み隠さず。」 「裸の身体を見せるように」 「起きたことを話してくれると嬉しいな♪」引け目を感じる人間を付け込み、溶かすような甘い声と笑み 「御相手のことを知ってる限り教えてくれるかな?」/ 今井「あ、ああ…」くらくらと有希の妖艶さに負けつつ 今井「あいつは…愛璃は、旦那が長期出張でいないからって毎日のように泳ぎに来てたんだ。 今井「俺には妻も子どももいた。これでも30代だったんだぜ。だが、愛璃に誘惑されてから…わけがわからなくなった。 今井「あれだけの身体を持ってる奴は、そうそういないしな…まあ、火遊びが過ぎたんだよ。 今井「こんな身体じゃ、誰も俺だと気づかないしな・・・はぁ・・・」と、ため息 今井「最近ニュースになってる失踪者。あれ全部愛璃の関係者だよ。 今井「俺も人のことは言えないが…なんとかしてくれないか。頼む」 口調とは違和感のある、お辞儀をペコリとして、今井はもう一度ため息をついた/ 「愛璃」 「愛璃さんへの執着はもうキミには無いのかな?」/ 今井「いや、それは、その……」赤くなってます/ 今井「でもあの占い師の嬢ちゃんには、オカルト的な何かがいるって話だったが…でも…」(もじもじ)/ 「ダメだなぁ〜、それじゃ。」強引に今井の手をとり、顔を寄せる 「とりあえず、上書きしてあげるよ」「その浮気心☆」 吐息がかかる位置で語りかけてから、そのまま口づける 邪神。なればこそ、七罪、ひいて姦淫・浮気など彼女の十八番 顔を離すと「さぁ、これで未練は無いでしょ?」妖艶な笑み/ 唇の離れた今井が一瞬放心して 今井「…じ、」 今井「……女王様……」とだけ呟いて、ぽーっと有希の顔を見つめる/ 「まぁ、虫ケラを抱く趣味も、抱かれる趣味もねーけどな」 一転残酷な言葉を吐くも、誘惑された今井にはもう届かないだろう 「さて、他の失踪者やら何やら、あるだけ吐かせて仕舞だな、此処は。」 放心状態の今井を引き連れ、ベッドへ向かい。 シーンチェンジ/   *** シーン2:真昼 森の別荘 *** 目 的:関係者から話を聞く(説得材料を集める) 能 力:限定(威力) 壊さなければオッケーです。 NPC:  哀川 豪(あいかわ ごう) - 失踪者の一人  洋食屋の店主だったが、今は大森家の別荘で家事担当。  ゆるいパーマをかけた茶髪で、20歳前後の官能的な容姿を持っている。 状況:  こじんまりとした別荘に着いた騎士は、まずは話を聞いてみようとベルを鳴らす。  窓にはカーテンがかけられ、中の様子は伺えない。しばらくするとドアの向こうから声がした。  愛璃の件でと伝えると、チェーンをつけたまま隠れるように顔だけ見せたのは、眼鏡をかけた女性。  20歳前後といったところか。ただ、髪は乱れひどく動揺してその顔は紅潮している。  おそらく情報をもらっていた哀川だろうが、騎士が不審に思っていると、K-Phoneが着信を告げた。  今井からの情報を受けて、騎士は思わず頭を抱える。  とにかく彼女らを"戻し"、対象者を夢喰から戻すべく、話を聞かなくてはならない。/ 「まあ、何とも恥ずい事態に陥ってるなあコレ」頭をかきつつ「失礼。大森さまは御在宅でしょうか?」紳士的な笑みを浮かべ>哀川/ 哀川「あ、あの、愛璃様はまだ戻られてはいませんが…… 哀川「…あの、もしかして、今井さんの言ってた?」顔を真っ赤にしつつ/ 「ああ、"彼"から話は聞いていたのなら話は早いです。哀川豪さんで宜しいですか?」 哀川「は、はい…っ と、大仰に返答すると、 男の声「おーいゴウちゃん、お客様ー?」 と、奥から声がした。そして近づいてくると、大学生くらいの男性が顔をだす/ 「ええ、哀川さんの友人で(偽名)と申します」>男性 「(こういう状況には慣れているのでとりあえずご安心を。ところであの方も大森氏に…?)」>哀川/ 男「へえ…ゴウちゃんのねえ…」ジロジロと真昼を値踏みするように見て 男「いい男じゃない。はいってもらったら?」ニヤリ、とした笑みを残して、男は奥に行ってしまった。 哀川「あ、はい、ありがとうございます…」>真昼 哀川「はい、…あの、話はご存知のようですね。詳しい事をお話したいのですが、その…」 哀川「お客様とお会いできる、その、服が、なくて…」茹蛸/ 「服ならこちらに」紙袋を差し出して笑みを浮かべ、「あがらせて貰って宜しいでしょうか?」/ 哀川「…!あ、ありがとうございます、少しお待ちください」と言って袋を受け取って、しばし。 ボディラインが隠しきれない(と言ってもフツウの)ワンピース姿で、哀川はチェーンをあけてくれました。 リビングには哀川と、さっきの男がTシャツを着て座っていた/ 「どうも。気にしないし、口外するつもりも無いのでご安心ください。お二人とも大森さんとはセックスをして、今の姿に?」/ 哀川「…!!」直球どまんなかの発言にさすがに言葉を失って 哀川「…は、はい、そうです…」と小さく肯定。 男「…兄さん、話はわかってるようだからこの際確認しといてね。あ、あたしは美月。愛璃のバカ友達」 美月「愛璃とはゴウちゃんの喫茶店であったんだけどさ、お互い好き合っちゃってねー。彼女になってたんだけど、 美月「なーんか、最近おかしくって。で、この間寝たらほら、こんな体に」と、ジーンズを脱ごうとしますが哀川が必死で止めます/ 「お気を悪くしたら申し訳ありません、オブラートに包む発言ですと情報がぼやけてしまいますので」>哀川 「美月さんですか、良い名前ですね。」紳士スマイル「しかし、大森さんはご結婚なされて、ご主人は御在宅で無いと聞いていますが、此方に来てからはご主人から何か連絡など来た様子はありましたか?」>美月/ 哀川「そのようなことは……」>連絡 美月「兄さん、うまいねえ。あたしと結婚しようよ?」と、とぼけたように言って 美月「でもなー、なーんか、ひっかかるんだよね。あれ」と言って、部屋の奥に並べられた観葉植物に視線を送ります。 哀川「ああ、よく買って来ますよね…」 美月「旦那が好きな種類なんじゃないのかなあって」/ 美月の言う旦那=愛璃の旦那/ 「口の上手い男は、女性を泣かせるのも上手いですよ?」ケタケタと笑い、 「成程。旦那のいない寂しさを紛らわせたいってことか」 「ところでお二人とも、元の姿に戻りたい、彼女との関係を終わりにしたいとお考えですか?」観葉植物の写真と聞き込み情報を他に送りつつ/ 哀川「わ、わたしは、できることなら妻のもとに帰って店を 美月「んー、あたしは結構楽しんでるんだけど、やっぱり女の方が気持ちいいしねえ?」ニヤニヤ 哀川「有元さん!」 美月「あー、はい、ごめんなさいねー」/ くすくす笑って「了解しました。ふむ、旦那から何も無いのが浮気に走った原因…と推察するべきかな、これは」以上でシーンチェンジ/ 哀川「それに、もう、愛璃様の身体が…」呟くように/ 「・・・・・・?様付けには敢えてツッコミを入れませんけど、彼女の身体に、何か異常でも?」>哀川/ 哀川「 哀川「愛してくれる時はすごく元気なんですけど、もう、相当弱っているようなんです…何かに憑かれているみたいに」/ 「…成程ね。彼女が大森さんの担当で正解だったなあホント…ありがとうございました。お二人の身体は必ず元に戻します。そしてこの事を口外しない事も」情報を他のメンバーに伝えて終わりにします/   *** シーン3:美冬 エステサロン・アリス *** 目 的:本人から話を聞いて夢魔からの自立を促す 能 力:限定(秘匿) 人が多い場所なので注意が必要です。 NPC:  大森 愛璃(おおもり あいり) - 今回の対象者  33歳、既婚。ショートボブの快活な美人。  夫は長期出張中のため、その間はマンションに帰らないとのこと。  日中は買い物やエステなどを楽しみ、夜は別荘にいるようだ。 状況:  暑い日差しにも関わらず人通りの多いビル街で、小奇麗な建物の2階にエステサロンはあった。  騎士は向かいの喫茶店で、K-Phoneのメールを見ながら建物に入って行く者を伺っていた。  今までの情報から、大森の不倫相手が失踪していることが判明している。  そして命に関わるほど衰弱しており、おそらく次に異能を使ってしまったら  夢喰に生気をすべて奪われてしまうだろうということも。  ここでターゲットを見つけるという事なら、何としても止める必要がある。  そんなことを考えていると、真っ赤なスーツの女性がゆっくりと歩いてくるのを確認した。  騎士は喫茶店を出て、建物に入った大森を追う。/ k-phoneからの連絡を受けて 「最初女の子が好きなのかと思ったけど違うのね」 「エステか……とりあえず入りますか」後を追います/ 受付にいる女性と話をしているところに会いました。 化粧では隠し切れない披露が濃く見えています。 受付の女性も「大森様、今日もなんだかお疲れのようですね、ゆっくりおくつろぎください」とか言ってます/ 披露→疲労/ 同じように後から受付をすませて、魔眼で受付の人を操作してあいりの隣のパテーションになるようにします/ 美冬には女性のエステティシャンがつきますが、隣からは男性の声が聞こえてきます。 美冬の耳なら、男性の方から誘ってるのがわかるかな/ ついでに、魔力も感じます。/ 自分の担当のエステティシャンを魔眼で朦朧状態にして、隣をこっそりのぞきます/ じゃ、今晩別荘で、という約束を交わしていました。あとは・・・ご想像にお任せします。ちなみに防音はそこそこしっかりしているところなんだけどなあ、おかしいなあ?/ とりあえず、乗り込みます/ 二人共裸でびっくりしてます。/ (これ以上魔力使わせると体力まずいらしいし) 男のほうを魔眼で気絶させて 「あいりさんね、私は霊能力者みたいなものなんだけど このまま、魔力使ってるとあなたに不思議な力をくれた存在に体力吸われて死んじゃうわよ」/ 男は昏倒し、愛璃も突然の状況に驚いていましたが、 愛璃「…そんな、インチキみたいな話…」と、若干睨みながらも声は小さいです/ 「別荘とかに何人かあなたが性別変えた人がいるでしょう……そんなにたくさんの人と関係持ちたいの?」/ さすがに言葉を失って 愛璃「だって、……愛して、愛されたいもの」ポソリとつぶやいた。/ 「あなた、観葉植物よく買うみたいだけど、それは誰のため?」 「エステに来ているけど、綺麗になったのを見て欲しいのは本当は一人じゃないの?」 自分のコンパクトを出して 「あなた、魔力使っているせいで、やつれてるわ。そんな顔好きな人に見せたいんわけじゃないでしょう?」/ 鏡を見せられて、やつれている自分の顔を見て、諦めたようにため息をつく。 愛璃「主人が…最初にくれたプレゼントだったのよ」観葉植物のことを言っているようだ。 愛璃「結婚したらもっとずっと一緒にいられると思ったのに……貯金するんだって仕事して。 愛璃「それであたし放っとかれたら、意味ないじゃないの、ねえ… 愛璃「だからちょっとヤケになって、遊んでみようかなって。 愛璃「そうしたら、…なんなのあれ?」ちょっと自嘲気味に美冬を見て 愛璃「主人に申し訳ないと思いつつも、楽しんでる自分がいる…もう、戻れないのかな」ぽつりぽつりと/ 「悪い夢をみてるのよ……起きたら一緒にいて欲しいってちゃんと言ってみなさい」/ 愛璃「戻れるの?あたし…」/ 「あなたが戻りたいと思うなら大丈夫よ」/ 愛璃はまだ不安げながらも、こくりと頷いた/   【行動結果】 かくして、騎士たちは対象者の説得に成功し、夢魔を倒すため対象者と共にシエラの元へと向かった。   *****   終幕フェイズ(目標70分)   ***** 目的 夢魔(夢喰)を倒す。 広い瞑想室はカーテンが閉められエアコンもついていないのに、不思議と涼しい。 中央に置かれたリラックスチェアでは、美しい女性がすでに眠っている。 その顔は青白く、化粧では隠せない疲労感がありありと見えていた。 シエラ「では、皆様を夢の世界へお連れします。…ちょっと、覚悟が必要かもしれませんが」 騎士たちは各々眠りにつく体勢をとって、目を閉じる。 闇色の占い師の衣装に身を包んでいるシエラは合掌し口の中で詠唱する。 閉じていた手の平をゆっくり広げると、彼女を中心に波紋が広がるように世界が揺らめいた。   シエラ「……やっぱり…」 独りごちたシエラが額を押さえて溜息をつく。夢を渡る者としては決して珍しくない夢だが、やはりどうにも慣れないらしい。 騎士たちは、上品なカーペットの敷かれた広すぎるとも思える部屋にいた。ゆうにバスケットコートくらいはある。 部屋の天井にはいくつもの小窓が設えており、明かりはそこからの光しかないが薄暗いという感じはしない。 そして中央には大きなベッド。横たわっているのは、2人の美しい裸婦。 そのベッドと騎士たちを囲むように、男女がまぐわう石の彫像がずらりと並んでいた。 その合間に置かれているのは観葉植物。赤の冴えるアンスリウム。 一見しただけでは静かな美術館にも思えるその空間には、どこからか不協和音のような嬌声が響いている。 そんな中、横たわっていた女性が身体を起こし、気だるそうに騎士たちを見つめた。 彫刻のような美しい裸体を惜しげもなく晒し、ストレートの黒髪がサラサラとその背を流れる。 夢喰「あらぁ…お楽しみを邪魔しに来たのかしら。それとも一緒に交わりに来たのかしら?」 紅のルージュが上品に弧を描いた。/ hannkatiwo 「」 toridasi , スーツのポケットからハンカチを取り出し、「不快なようでしたら、目隠し要りますか?」>シエラ/ シエラ「お気遣いありがとうございます・・・慣れないだけで、大丈夫ですので・・・」睨むは夢喰/ 顔をすこし赤くして……(ただの裸なら見慣れてるから平気なんだけどなぁ) 「あいにく、そういう行きずりの乱痴気騒ぎを望むほど子供ではないんでね。深く関係を持つなら特定の人物と太く長く持ちたいから、こういうハーレムはお断りだよ」>夢魔/ 「好きな人がいるから結構よ」/ 「うーん、なかなか悪くない部屋だね」「このアンスリウムとのミスマッチがなかなかオツだよ」 気味の悪い笑みで独りごちる/ 凛音『ハーレムにしても品が無いのよねー。弱みに付け込んで誘惑させてなんて、まるで三流の悪役の手段。』外見からは不相応な妖艶な笑みを浮かべてくすくすと笑いながら/ シエラ「まったくです!」 誰に同調したのか、シエラは怒ったように叫んだ。 シエラ「我、夢の深淵より覚醒を促す。[大森 愛璃]の名を以って、彷徨える彼方より此方に来たれ!」 反響を伴って声が響く。ベッドに身を預けたまま、大森はゆっくりと目を開けた。 目の前の白い枕が眩しい。身体は重く、また微睡みへ引きずり込まれそうになる。 美しい女性の顔だけが醜く変貌し、耳障りな嗤い声をあげた。 夢喰「キシシシッ この女はもう儂の虜じゃ…邪魔はさせん!」   □牽制(反撃):美冬 □崩し:真昼 □止め:有希 では、美冬からどうぞ/ テクテクとベッドに歩み寄りベッドの上にあがる にっこり笑い 「その気がない人を誘惑するのは感心しないわ」 夢喰の胴に手を回して 手首を掴み 患者を起こす時の要領で、ただし今回はそのまま投げ飛ばしてベッドから落とす(能力医療)/ 手慣れた動作に一瞬油断した夢喰は、 「!?」そのまま投げ飛ばされて顔からべちゃりと床に落ちる。非常に無様な格好である。 それでもまだ身体は美しく、滑らかな肌を震わせている。(床に接吻している顔は残念だが)/ 「……あなた、別に相手は床とででもいいんじゃない?」/ ではまひるんどぞー/ 「ま、アレ(夢魔)の始末は適任者がいるからいいとして、こっちの確度上げるか」凛音とともにベッドに上がり、 「大森さん、もう少しで貴女は解放されます。ここでの事が終わりましたら、ご主人に連絡でも取って、少しばかり未来の明るい話でもしてみましょう」手を取りながら 「不安に思われているかもしれませんが、周囲の記憶に関しては適した処置が行えますので、安心して、現世に戻ってください」 凛音 真昼の手に自分の手を重ね、『きっと、だいじょうぶ、だから、あんしんして、おきて』 支配の力を使い、彼女のこれからに対する不安を払拭し、夢魔との繋がりを更に薄めてしまいます(能力4)/ 愛璃はすうっと目を覚まします。 そして何か言いたそうでしたが、ただポロポロと涙をこぼして言葉になりません。 夢喰「お前ざん、旦那はぼ(も)うあんたのことなんかわずれてるよ!」 鼻を抑えて振り向いた夢喰が、必死になって声をかけます。 さて、女王様、思う存分〆ちゃってください。/ (yu-) 「ね、夢喰さん♪」 (yu-) 「私は邪神だ」 (yu-) 「だから、他の連中と違ってキミの趣味に兎や角言うつもりも無い」 (yu-) 「寧ろ歓迎さ☆」 (yu-) 「虫ケラ(人間)共と楽しくヤるのも良いよね」 (yu-) 「色欲、邪淫。どうぞどうぞ」 (yu-) 笑顔で夢喰の手を取り、優しく語る (yu-) 「それこそ、人の性で業だ。私は愛でてあげるよ?」 (yu-) 一旦言葉を切り、起き上がらせた夢喰を慈しむ目で見つめる 「…」 「……」 「でも、受肉したこの身…」「私も貪っても文句は無いよね?」 一転、背筋が凍るほどの悪意をむき出しにする 「い・た・だ・き・ま・す」 夢喰の心臓の辺りをいともたやすく、文字通り、喰らっていく/ 有希の甘言にニヤニヤしていた夢喰が、不意にむき出しにされた悪意に、捕らえられた獲物のような絶望を露わにする。 その表情が有希を更に喜ばせ、むしゃぶりつかれた心臓から鮮血を迸らせる。 「あ、ア、が、…っ」 ガツガツと喰われていくその行為への背徳感。心地よささえ感じてしまうのは、有希の能力の影響か。 何の抵抗もできず、そして絶望を顔に貼り付けたまま、夢喰は塵となって溶けていった。/ 「気持ち良かったろォ?」「…地獄もなかなか悪くないトコだから、愉しんできなよ☆」 舞っていく塵を見送りつつ、舌なめずりしながら、虚空へ呟く/ シエラ(……円卓の騎士にも、色々な人がいるの、ね…)さすがに、有希の行為に青ざめてる/ 「やっぱり不快だったでしょう?まあ、ああいう手合いはごくごく少数ですので中々会う事は無いでしょう。」 凛音『あ、何かフラグ立てたわね今』/ 「……お気になさらず、ええ。次辺りは良い人が来ますよ。」>シエラ/ シエラ「ええと、いえ、頼りにしてますので!」笑顔を作ってみせる(やっぱりちょっとこわいけどー…!)/ 「まぁまぁ、そんなに怖がらずにさ♪」「怖がっている顔も可愛いけど」いつのまにかシエラの隣に居。 「『暴食』に走っちゃったし、これから此処で『姦淫』しても良いんだよ?私は?」くすくす、笑顔で/ 「具体的に対策を決めましょう。次彼女が何かしたら、夢にモザイクとかブザー音鳴らすようにします?」>シエラ/ シエラ「え!…っと、いえ、私は…」真昼の後ろに隠れる/ シエラ「モザイク…」ぼひゅんと顔が赤くなる/ 「有希さん、相変わらずですね……あとはこれで夫婦仲が戻れば良いのだけど……」 (……それはそうと、いつかああいうこと千夏恵と、いやいやいや)同居人の少女を思い浮かべつつ/ 凛音『すごいピンクなオーラがそこらじゅうから…』/ 「だってさー、このお嬢ちゃん夢魔相手にコレじゃマズイでしょ?」「大人の階段登らせてあげるよ。夢の中ならちょうどいいよねー」嗤う/ シエラ「わ、私はちゃんと仕事でき、ます!」顔真っ赤/ 「にしても無理矢理して精神に異常きたしたら、彼女の能力に不調が起きる可能性あるだろう?精神に関わる能力だからこそ、このあたりはデリケートに進めるべきだと思うがね」/ (……でもほんとにシエラさんなんで私より耐性ないんだろう……仕事柄有りそうなのに……不思議)/ 「さーて、帰ろっかねぇ?」「オ・シ・ゴ・トは最後までやらないと〜」言うだけ言って愉しんだのか、知らんぷりで〆てる/ 凛音『んー、とりあえずアレね、修学旅行の夜のノリで、好きな人の話をする所から始めるとか』くすくすと笑いながら>シエラ/ シエラ「でもモザイクとか恥ずかしすぎますー!あたまでっかちで身体がついていかないんだから仕方ないじゃないですかー」熱暴走起こしかけて シエラ「ってそうそうそうそう、夢から出ないと!」シャキーン シエラ「皆さん、目をとじるだけで帰りますのでっ」/ 「まあ、いつか壊れない様に今後現実の経験は必要でしょうけど、ゆっくりシエラさんのペースで進めていくと良いでしょう」と言って目を閉じる/   【後日談】 愛璃から夢喰が消えたことで、異能によって性別と年齢を変えられていた今井たちは元に戻り、 失踪者が無事救出されたとのニュースで一時ワイドショーは沸き立った。 愛璃はかなり衰弱していたが、美冬の紹介で入院でき、その連絡を受けた夫も飛んで帰ってきたようだ。 ペコペコと謝る夫に優しい笑みを浮かべつつ、たまには帰ってくることを約束する。 そこには新婚のような甘く暖かい空気が漂っていた。   Sleeping Knights - 第3夜 観葉植物と枕の夢 閉幕