22:06:49 ***チャットイベント「Queen appeared in breaking the wall, and Package from the entrance」 22:07:31 (EM_) これから語られる物語は、本来ありえなかった未来。 22:07:32 (EM_) 三笠ジローの居場所を探し続けていた"女王"琴音有希は、仲間の知覚系能力者の協力もありついにその潜伏先を突き止めた 22:07:33 (EM_) そこはとある住宅街にある築30年以上は経っているであろうボロアパート。その二階に、彼は居住しているはずだった。/ 22:09:20 今は住宅街の付近に居る、というカタチでいいですか?/ 22:10:00 住宅街の、目的地付近ですね/ 22:10:26 「(・・・何らかの研究所にいることを想定していたけど)」 22:10:45 「(まさかこんな場所だとは、ね)」 22:11:38 寂れたアパートの様子を暫く見つめると、目線を目的地へと向け。 22:11:54 階段へと歩を進める/ 22:13:04 すると隣室から40歳前後のエプロンをした中年女性が出てきて階段ですれ違います。 22:13:43 不思議そうな、いぶかしげな視線を有希に送ってますね/ 22:14:27 「(・・・確かに、ちょっと浮いて居るかしら)」 22:14:42 ライトグレーの爽やかなスーツは、この場所に、そして、それを纏う彼女の表情とも不釣合いだった 22:15:28 にっこりと微笑と会釈をその隣人に返す/ 22:16:28 女性は慌てたように有希に笑みを返し、ふと思い立ったように 22:18:34 「ああ、もしかして貴方もジローさん家の娘さん?」「あなたからもお父さんに言ってあげてね。いい加減チャンと働きなさいって。せっかく手に職があるんだからもったいないでしょってね」 22:18:55 そのまま足早に階段を下りていきます/ 22:19:51 「・・・娘、か」 苦笑しつつ、慌ただしく去っていった女性を見送り 22:20:56 「・・・働け、なんていう文句も言ってあげたほうがいいのかしら」と軽口を言ってみるが 22:21:47 先日の邂逅、―とも呼びたくないと思っているが―、を思い返すに、そう易く進むはずもない 22:23:09 ともあれ、微笑をたたえたまま、目的の扉のドアベルを鳴らす(あるかな?)/ 22:25:10 ドアベル、といった趣ではなくただのブザーボタンがあります。押すと「ブー」っという無骨な音が鳴り響き 22:26:37 部屋の中から聞き覚えのある、忘れようのない声で「はーい」と言う声が聞こえます。/ 22:27:33 「突然ごめんなさい、琴音有希です」 22:28:32 「ちょっとお父上とお話がしたくて参りました」/ 22:31:03 一瞬緊張が走ったのがドア越しにもわかります 22:31:34 そしてしばらくの沈黙の後 22:32:28 「やれやれ、もうここが見つかってしまったか」ため息がひとつ 22:33:58 「さすが騎士といったところか。仕方ない。どうぞ」その声と同時にガチャリと鍵の開いた音が扉から響きます/ 22:35:33 拒絶されるだろうと思っていたので、予想外の返答に自然な笑みになり。 22:35:44 「ありがとうございます、失礼します」 22:36:27 全く警戒することもなく、扉を開け、中に入る/ 22:39:21 中は六帖一間、その中央には所謂ちゃぶ台が置かれており、玄関右手にはダイニングキッチンと呼ぶにはあまりに質素な流し台があります。 22:40:30 そしてちゃぶ台の向こう側に、窓から差し込んだ夕日を背にして、三笠ジローが座っています/ 22:41:25 「突然の訪問、申し訳ありません」 22:41:35 深く一礼した後、 22:42:11 「・・・ですが、どうしても直接会ってお話したかったもので」/ 22:44:28 表情は柔らかな笑み。 とりあえず会えた、ということの喜びが先立つ/ 22:45:55 「ふむ、、」「まあともかくはお座りください。女王陛下をお迎えするには、あまりに質素なダイニングですが」と着席を進めた後、自らは立ち上がり、流し台に向かいます。「あいにくいつも飲んでいる紅茶しかありませんが、よろしかったですかな?」/ 22:47:23 「正直なところ、意外でした。・・・てっきり研究室のモニターに囲まれた生活を送っているのかと思っていたので。」 22:47:31 勧められるままに座り 22:47:49 「ええ、ありがたく頂きます。」/ 22:49:13 湯を沸かし紅茶を入れながら「ここは、リハビリ施設のひとつなのですよ」 22:51:07 しばらくしてティーカップに入った紅茶を手にジローは戻ってきます。そして「粗茶ですが」と断りながら有希の目前にカップをセットし 22:52:14 元の席に戻り、」しばらく間をおいた後、「で、何のお話でしょうか?」と切り出します。/ 22:53:35 「他でもありません、ムツキの話です」 22:55:53 「あの子は、自分で承知しての事、と言ったけれど」 22:57:37 「それは、本当ですか?」/ 22:58:33 「ふむ。その話の前に確認させていただきたいのですが......」 22:59:16 これまで少し大きめの声で「貴方は私を殺しに来た!」 22:59:26 これまでより 23:00:26 そしてしばらくの沈黙の後「......という訳ではなさそうですね、やはり」/ 23:00:59 ちょっと驚いたように目を瞬かせ 23:01:42 「すいません、そんな物騒な顔してました? 私?」 23:01:49 苦笑して/ 23:02:19 「ん?」少し不思議そうな顔で 23:02:49 「もしかして、陛下は何もご存じない?」 23:03:58 そういいながら自分の背後をがさがさと漁り、年代物のカセットテープレコーダーを持ち出し、ちゃぶ台の上において再生します。 23:04:52 (EM_) 01:42:43 (_3_mutuki) 04:16:02 詰め寄ります「なら、あいつを殴れ。パパンと呼ぶあいつを殴れ。本当に君が守りたいなら、あいつに叛逆しろ」 23:04:53 (EM_) 01:42:43 (_3_mutuki) 04:17:11 「自分の事を娘と呼んで、そのくせ人として扱わず、道具として使い、そして今こうして君の嫌がることを強いる」 23:04:54 (EM_) 01:42:44 (_3_mutuki) 04:17:56 「そしてその事に対して屁理屈を述べ立てて逃げ、自分はどこかの空調の効いた部屋でぬくぬくとすごしている」 23:04:55 (EM_) 01:42:46 (_3_mutuki) 04:18:35 「君はそんな男が“好き”なのか?相手をつけあがらせて、外道に堕ちるのを待っているだけか?」 23:04:59 (EM_) 01:42:47 (_3_mutuki) 04:18:52 「そんなものは、君の言う“ヒト”ではない」/ 23:05:00 (EM_) 01:42:50 (_3_mutuki) 04:21:54 「それでも」「二人が傷ついたり命を失うことの方が、もっと嫌なんです!」『嫌な物は嫌なんです!』その強い口調からは確固たる意思が感じられます。 23:05:03 (EM_) 01:42:56 (_3_mutuki) 04:22:38 「もう誰も、亡くしたくない!」/ 23:05:06 (EM_) 01:42:58 (_3_mutuki) 04:23:31 「亡くしたくないなら、猶更だろうが!!!」ほほをはたく 23:05:09 (EM_) 01:43:01 (_3_mutuki) 04:24:06 「さっきのやりとりを覚えてないのか?既に騎士が一人、あの男を殺しに向かったぞ!」 23:05:13 (EM_) 01:43:04 (_3_mutuki) 04:24:56 「あの男が“ああ”であり続ける限り、これからも、ずっとこんなことが起きるぞ!“ああ”である限り、永遠にだ!!」 23:05:16 (EM_) 01:43:08 (_3_mutuki) 04:25:41 「騎士を舐めるなよ。彼女がその気になれば、君の想像の倍のえげつない手段であいつを見つけ出して、殺す」 23:05:22 (EM_) 01:43:12 (_3_mutuki) 04:26:16 「それを戦って止めるか?なら二人参加したらどうだ?君はもう勝てない」 23:05:26 (EM_) 01:43:15 (_3_mutuki) 04:26:33 「そうしてほしくないなら、あの男を変えるしかない」 23:05:27 と、以上の音声が再生されます。/ 23:06:19 「・・・・・・」黙って聞いて 23:07:11 「・・・真昼が、私の友人が、誤解させたようでごめんなさい」 23:08:54 「だけど、彼はこう言うことでムツキに良い方向に変わってほしかったんだと思います」 23:09:35 「私と彼がやっていることは違います」 23:09:50 「でも、ムツキに幸せになってほしい、という想いは一緒です」 23:10:15 「・・・彼は、私がこういうと否定すると思うんですけどね」 23:10:20 苦笑して/ 23:10:52 「うん。ムツキもね。最初はそう思って堪えていたよ」 23:12:33 「私は最初から、あきれ果ててたけどねえ」「相手の見ず知らずの能力を、初見の印象だけで取るに足りぬと決め付け小馬鹿にする。これでよく魔獣相手に生き残ってこれたものだ、とね」 23:13:01 「第一印象に囚われず、情報を精査しその弱点を突く。魔獣戦闘の基本中の基本だよね」/ 23:13:36 「私も一緒ですよ」 23:14:55 「ムツキの身体をスピーカーのようにして話したとき」 23:15:09 「失礼な話だけど、貴方に一発平手打ちを食らわせてやろうか、って考えてましたし」 23:15:38 「真昼と先日話をするまでは、ホントにそうしてやろうかと思ってましたから」 23:16:29 「私、あの場で貴方に言いましたよね、騎士ってそんなものじゃない、みたいなコトを」/ 23:17:04 「ん?」と少し首をかしげながら 23:19:36 テープヲキュルキュルと巻き戻し 23:19:40 これかな? 23:19:46 03:48:54 「騎士とは」「魔獣と戦うための世界の剣」「君たちの上に立っているあの人も、きっと同じように答えるんじゃないかな?」>有希 23:19:50 / 23:20:35 「そうそう。」 23:21:52 「騎士って、そんな完璧で、非の打ち所のないものじゃないですよ」 23:22:36 「貴方が言った言葉に激昂して、リスクも考えず突っ走ったり」 23:23:19 「戦い以外の場所で悩んだり、笑ったり、―その精神状態が戦闘に影響したり」 23:24:54 「騎士は化け物。」「と言われている通り、その力は常人の予想の範囲外のものですが」 23:25:57 「それ以外は、普通です」「・・・むしろ劣ってるところも多々あります」/ 23:28:00 「この間も申し上げたが」 23:29:22 「その為の”仲間”じゃないのかね?一人では立ち向かえない魔獣に立ち向かう。時には助け合うシステム」 23:30:24 「じゃないと私も、アレを学校に行かせたりBARに行かせたりしないよ」 23:30:58 「そして、、」 23:32:50 (EM_) 「あなたは、騎士を知る一般人にとって自分たちが恐怖の的でしかない事を、もう少し自覚した方が良い。 23:32:51 (EM_) 正直こうして対面してるだけで、ちゃぶ台の下で膝が震えている位だよ」/ 23:34:15 「・・・色々と言いたいことはありますけど、先に。」 23:35:08 目をまっすぐ見て、両手の平を見せて、差し出す 23:35:20 「どうしたら、信じてもらえますか?」 23:35:47 「仰るとおり、私は、化け物です」 23:36:51 「・・・でも、貴方と話したい。もっと分かりあいたい」 23:37:33 「そうやって震える貴方の気を安らがせる、その術も私にはわかりません」 23:38:14 「・・・それでも、どうにか。」 23:38:45 心底困ったように、下唇を噛み/ 23:39:33 「あぁ、すまないすまない」おろおろと慌てながら手をばたばたさせて「陛下を信じないとかそういった話じゃないんだっ」 23:41:34 「うーん、弱ったなあ、、」「どんなに理性で理解していてもね。感情は否定しきれない物なんだよ」 23:42:07 「でもね」 23:44:10 「絶対的な恐怖である魔獣に、かつて復讐を誓ったような者であれば、そんな恐怖に抗う事は、むしろ当然なんだ」/ 23:46:10 「・・・ありがとう」 23:46:25 「貴方が勇気をもって、私とこうして話してくれていることに、感謝を。」 23:47:33 「でも、こうして話すことを繰り返し、知ってもらうことで、恐怖は和らぎませんか?」/ 23:51:31 「だからあ、私はもう貴方に恐怖を感じたりしてないって! 信じて、もらえないかなあ?」/ 23:51:57 「良かった」 23:52:53 「ごめんなさい、こういうコミュニケーションは苦手で、・・・図りかねているの」 23:53:16 笑って 23:54:16 「じゃあ、また来て話してもいいですか?」/ 23:59:08 「私も、、陛下のような女性は苦手だよ」 00:00:00 「、、、昔の、涼子を思い出す、、、」 00:00:23 「話を、、戻していいかな?」/ 00:01:31 「・・・?・・・ええ。」 00:02:11 涼子、というのが誰なのかは知らないが、とりあえず先に進もう、と身を整え/ 00:03:49 深く息をして、「さっきの話だが」 00:04:29 「君たちが憤ったという話」まだ少し話しづらそうに 00:05:43 (EM_) 「『私は君が魔獣を倒してくれさえすればそれでいい』円卓の騎士を統べる『かの方』の口癖だが 00:05:44 (EM_) 君はそれも騎士を道具として扱い侮辱してると思ってるのかい?」 00:06:05 「私は、、そうは思わない」 00:06:48 「陛下。あなたの国の歴史を、私は寡聞にして存じ上げないが」 00:07:16 「人間社会では、随分と長い間、人が人を道具として利用してきた。所謂奴隷制というものだ。どうしてだと思う?」 00:07:48 「私たちの文明に、それが必要不可欠な存在だったからだ。そして必要不可欠である以上、それが道具でなければ、使い続ける者の心が壊れてしまうからだ。」 00:08:34 「何百年何千年と魔獣と戦い続け、すべてを見つめてきたあの方が、これまでどれだけの数の騎士の、仲間の死を直視してこられたか! 」 00:09:03 「その思いは私ごときには想像もできない」 00:09:35 「だが、永劫ともいえる年月、それを繰り返してきた『かの方』が、戦い続けるために命に対する感傷を切り捨てられていたとしても」 00:10:08 「人の歴史を鑑みて、私は不思議ともなんとも思わない」 00:10:46 / 00:10:54 「・・・・・・」 00:11:23 黙って相槌を打ちながら。時折、冷めた紅茶に口をつけつつ。 00:11:34 「・・・つまり」 00:12:20 「貴方はムツキを、娘として愛していると認めてしまえば、戦えなくなるから、と?」 00:12:57 「父と娘、という関係ではなく、兵器の研究者と兵器という関係でなければ」 00:13:31 「到底、あの魔獣との戦いに送り出すことなんてできない、と」 00:13:58 「そう思わなければ、そう努めなければ、心が壊れてしまう、と」 00:14:25 「・・・そう、いうことなの?」/ 00:15:26 「ん? 何か勘違いをしてらっしゃるようだが。私は『かの方』について語っているに過ぎないよ?」 00:17:49 「アレは、、魔獣と戦うために私が作り出した最強の人類の剣だ。それ以上でもそれ以下でもない」/ 00:19:27 「マーリンの意思を貴方が話題に出したのは、貴方も同じように考えているから、という話に持って行きたいのだと思ったのだけれど」 00:19:35 「そうではないの?」 00:19:47 / 00:21:50 「ムツキは、私の最高傑作だ。むろん愛着はあるが、それは作品への愛情に過ぎない」 00:23:30 「そして、だからこそ。兵器としての純度を上げ、余った生体部品を、涼子の復活のために再利用することができる」「そもそも君たちは、それに対して憤っていたんじゃないのかい?」/ 00:25:09 「他の仲間はしらないけれど、私は、ムツキが貴方を父として慕っている想いを裏切ったように感じたから、よ」 00:26:06 「作品、というのなら、どうしてそういう関係としたのかしら?」 00:26:45 「ムツキが貴方のことを、パパン、と呼ぶ表情は」 00:27:15 「兵器じゃない、ごく普通の親想いの娘の顔をしていたわ」/ 00:28:17 「それこそ彼も言っただろ?」「その思いが、兵器としての力につながるからさ」/ 00:30:40 「・・・父娘の関係は兵器としての力をあげるためのギミックだ、と?」/ 00:32:17 「ムツキの、私に対する思いは本物だよ」「じゃないと、”力”にならないからね」/ 00:33:09 「・・・貴方はさっきマーリンの意思を想像して話をしたわよね?」 00:34:14 「その本物の想いを受けて」「・・・貴方は尚も道具として扱う」 00:34:34 「・・・変ね」 00:35:27 「貴方と話をする前までの私なら、その事に「心が無いのか」と激昂していたかもしれない」 00:35:37 「でも・・・」 00:36:44 「それは道具だ、兵器だ、と言うことで貴方は必死に耐えようとしている」「・・・今はそんな風に思えてしまう」 00:37:27 「・・・理想の押し付けかしら?」「・・・それとも、甘いのかしら?」/ 00:37:59 「気のせいですよ。陛下」あくまで軽く、しれっと/ 00:38:54 「・・・じゃ、私がそう期待しても?」にっこりと華のように笑う/ 00:40:09 「君のような女性は、、」「苦手だよ」プイっと子供のようにそっぽを向きます/ 00:43:25 「嫌われなければいいんだけど。」ふふっ、と思わず声を出して笑う。  00:43:49 そして頬を掻きつつ 00:45:06 「貴方が復讐のため、涼子、という女性のために動いているのはよく分かりました」 00:45:51 「ムツキがそれを上回ることがないことも。」 00:46:38 「それは構いません。」「・・・ただ、私は期待したい」/ 00:49:37 そっぽ向いたまま「はいはい期待してくださって結構ですよ」話は終わりだとでも言いたげに手をひらひらとふって 00:49:55 「あぁそうだ。陛下」 00:51:43 「貴方のご友人とムツキの件は、諦めたほうがいい。アレは、本気で怒ってる。その思いも、"本物"だ」/ 00:53:04 「すれ違いで諍いを起こし、争うことも。それもまた人の常なのでしょう」「・・・とはいえ」 00:53:56 「私は二人の友人だと思っていますから。・・・きっとうまくやってみせるわ」 00:54:35 「三笠ジロー。」改めて名を呼び 00:54:43 「涼子、という方がどういう方なのかはわかりませんが、貴方がそこまで言うのならきっと素敵な方なのでしょう」 00:55:41 「貴方と涼子さんが幸せに暮す姿は、それは眩しいほどのものだけれど」 00:56:39 「私はその間に、ムツキが居ても、いえ、居るともっと、幸せなのではないか、と」 00:56:59 「そう思ってしまうの」/ 00:58:01 「......」ジローはそれ以上何も語らず、そっぽを向いたまま手を振ってます/ 00:58:53 「・・・今日はありがとう。」「いずれまたお話できると嬉しいわ」 00:59:23 そう言って一礼すると、退出しようとする/ 01:00:02 ジローは何も応えません 01:00:33 そして、有希がドアを開けて外に出ようとした時 01:00:47 突然脳内にイメージが広がります。 01:01:12 (EM_) それは突然視野に広がった。 01:01:13 (EM_) とある書斎。向かい合う三笠ジローと自分。いや違う。今の私はムツキ。これは、ムツキの記憶だ。 01:01:14 (EM_) ぼろぼろになった、自分の格好に覚えがある。「指し手」戦の直後、たしかムツキはこんな状態だった。 01:01:15 (EM_) 「ただいま、帰りました」自分であるムツキが告げる。 01:01:16 (EM_) 「おかえり、ムツキ。よくやったな。本当に、よくやった」 それは有希には聞き覚えが無いほど優しい声色のジローの声。 01:01:17 (EM_) 優しく頭を撫でられてはにかむムツキ。その心に広がる暖かい感情が、自分にも伝わってくる。 01:01:20 (EM_) ......しかし一転して。 01:01:21 (EM_) その優しい手はムツキの首に伸びる。 01:01:22 (EM_) 驚きと困惑で心がぐちゃぐちゃになる中、ムツキの瞳に映ったのは、涙で顔をグチャグチャにしながら渾身の力で自分の首を締め上げる、父ジローの顔だった 01:01:26 (EM_) 「お疲れ様ムツキ。これですべて終わった。さあ、一緒に涼子の所に行こう......」 01:01:29 (EM_) 「もうこれ以上傷つかなくていい。苦しまなくていい。人に恐れられ、忌み嫌われる力であり続ける必要は、もうないんだ......」 01:01:32 (EM_) 涙声を震わせて語りかけてくる父に、搾り出すような声でムツキは懇願する。 01:01:36 (EM_) 「......っ! パパン! 止めて! お願い。ボクは、まだ戦い続けたい。騎士として、、、ママンが紡いでくれた小さな希望を守り続けたい。それに」 01:01:39 (EM_) 「ママンはまだ、ジャンヌの中で生き続けてるんだよ!」 01:01:42 そのまま視界がフラッシュアウトし 01:03:23 気が付けば目の前はアパートの踊り場。いつものムツキが、いつものように有希にペコリと礼をしています。 01:04:21 やがてその姿は、いつの間にか訪れた夜に溶けるように消え、 01:04:37 後には有希だけが残されます。 01:05:01 チャットイベント「Queen appeared in breaking the wall, and Package from the entrance」 01:05:09